2016.09.02 サクラ散る
無題
今日の花はベラ・チャスラフスカ、東京五輪の写真、「プラハの春」に咲いた可憐な花。

八月三十日にチェコスロバキアの体操選手だったベラ・チャスラフスカが亡くなった。
先に書いた全学連時代の花であったと云っても間違いではないだろう
1964年の東京オリンピック、続く68年のメキシコオリンピックで個人総合「金」の連覇。
東京・メキシコで合せて七個の金メタルを獲得した「オリンピックの花」であった。
この時代、全学連闘争の最中であった日本の若者達にとっても彼女は「憧れの花」だった。

東京オリンピック前後のチェコはソ連の傀儡(かいらい)共産党政府に支配されていた。
反抗するチェコ市民制圧のため首都プラハにソ連軍戦車が侵入、「プラハの春」である。
チェコの人は「二千語宣言」を掲げ、市民はそれに署名してソ連の支配へ抵抗を示した。
国民の英雄であったチヤスラフスカも署名活動に参加、そして政府から迫害を受けた。
住居も追われた彼女は、山中に逃れ枯葉の中で体操の練習を続けたという。

危ぶまれたメキシコ五輪に何とか出場できたチャスラフスカは見事に金メダルを獲得。
正に「オリンピックの花」であり、ソ連軍支配に抵抗するチェコの「国民の花」であった。
そして彼女の優雅な演技と、その行動は全学連も含め日本国民から愛された「花」であった。
その彼女は、東京五輪で日本と日本人を知って、大の日本ファンになったとか。
今朝の産経抄で知った話だが、彼女のメールアドレスはサクラ・1964であったという。
彼女、ベラ・チャスラフスカの冥福を祈る。正に「サクラ散る」である・・

メキシコ五輪のべラ・チャスラフスカ
Věra_Čáslavská_1967e

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