2016.11.30 土鍋ひとつ
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火曜日の朝、土鍋で茶粥を煮て、体を温める。

日曜日は一日雨の中に居て、ついに風邪をこじらした。
塾生との打ち上げ会もそこそこに帰宅し、留守番をさせた愛犬「ハナ」に餌をやり床に就く。
月曜の朝は土鍋で水菜と豚肉を煮て、うどんを一玉入れて食し体を温めた。
昼は土鍋の残り汁で丸もちを煮て食す。
夜は、卒塾者の方がアルミ鍋で関東煮を持って来て下さったのを土鍋で煮て食す。
そして、火曜の朝が写真の茶粥で、昼もその茶粥を温め直して食す。
そこへまた、卒塾者からロールキャベツと柿の葉寿しの差し入れがあり、土鍋で温め食す。
今朝は土鍋でネギの味噌汁をこしらえ、柿の葉寿しを食そうと思う。
粟田口の善法と山科の丿貫(へちかん)という稀代の茶人を思い、私はほくそ笑む。

村田珠光を師とする善法は、燗鍋(かんなべ)ひとつで一生の間、食事も茶もまかなった。
この善法の楽しみ、胸中きれいなるものとして珠光は称讃したという。
丿貫も手取りの釜ひとつで朝毎に雑炊をこしらえて食し、砂で洗って清水を汲み茶を楽しんだ。
そして一首の狂歌をよみける、とある。
「 手どりめよ おのれは口がさし出たぞ 増水たくと人にかたるな  」
恐らく、丿貫の手取り釜と善法の燗鍋とは似たもので、口と手取りが付いた鍋釜であろう。
土鍋ひとつで三食を賄う私は、先達の姿に近付けたような気分でいる今日この頃。
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