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秋篠川の土手が刈り取られ、野花一つも見つからない。

雨の春日茶会で悪くした風邪をこじらせ、十日余り万年布団状態であった。
女房殿は長期お出掛けであり、愛犬「ハナ」と二人で人生の悲哀を語り合っていた。
明日は「夕去りの茶事」の稽古をするので、今日は布団を上げて準備をする。
夕去りの茶事は栗名月の旧暦九月十三日辺りに向いた茶事である。
夕暮れ時に席入りする客に水屋から薄茶なんかの温いものを出す。
普通は初座が軸で後座が花となるが、暗くなるので先に花となる。
炭と食事を終えた後の中立ちから、照明が入り夜会の雰囲気が出る
腰掛待合には露地行灯、灯籠、それに手燭の灯りで足下を照らす。
旧暦九月十三日なら、夜空には栗名月の十三夜という寸法である。
手水の桶石には湯の入った桶を用意しておく、水では冷たいという気遣いである。
後入りの合図は銅鑼ではなく喚鐘を使うが、朋庵では鰐口を使う。
数寄屋では短檠(たんけい)や手燭(てしょく)の灯りで点前をする。
和蝋燭や菜種油の灯心の火が揺れ、まま、幽玄の世界となる。
さて、これから散らかった部屋の片付けをして準備に入ろう。
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