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玉子焼きの手鍋で餃子を焼いた.。合う蓋が無いので表裏共に焼く。

先日の忘年会で、最長老は来年90歳になるという満州で生まれ育った御仁。
終戦の時に、旧制中学五年であったというその長老は色々話を聞かせてくれた。
その中に成程と納得した面白い話が二つあった。

一つは餃子(ギョウザ)。
満州では、主人が食べる餃子は水餃子であり、焼き餃子は召使が食べるものとか。
主人の餃子の残りを翌日に召使が焼いて食べるという話だった。
つまり、水餃子が正当な食べ方で、焼き餃子は下民が食べるものということだった。
その話を聞いて、私は台湾での経験を思い出し成程と納得した。

女房殿を連れて台湾に一週間程行った時のことである。
餃子が大好物の女房殿は本場の餃子が食べられると喜び勇んで食堂に向かった。
餃子を注文するが出て来たのは水餃子、そんなことが何回も続いて女房殿はしょげた。
帰国する前日になって日本語の出来る現地の人に話をしたら、餃子の店へ案内してくれた。
曰く、献立表に「餃子」とあるのは水餃子で、「鍋貼」とあるのが焼き餃子だと教えてくれた。
「鍋貼」を注文すると、正に焼き餃子が出て来て女房殿は大満足で食し、追加注文をした。
確かに現地人客を見ていると殆どが水餃子で、焼き餃子を食べている人は少ないかった。
嗜好の違いかと思っていたが、食文化の歴史であったということが良く分った。

もう一つは、軍人の慰安所の話である。
軍隊の駐屯する界隈には赤線があったという、赤線は当時合法の売春施設である。
いわゆる「慰安婦」なる女性が軍人相手に春を売っている場所である。
長老の話では女性の価格にハッキリとした身分格差があったということだった。
軍人でも将校は日本人女性が相手をして、料金は一円。
下士官は朝鮮人女性が相手をして、料金は50銭。
兵隊は現地人(支那人・満州人)が相手をして、料金は10銭。
兵隊は並んで順番を待ち、女性は十人以上の相手をしたらしいということであった。
訊き忘れたが、将校の相手をする日本人女性は一晩の泊まり料金であろう。
現地人女性は10人の相手をすれば、日本人女性と稼ぎは同じになる。
では、朝鮮人女性はどうであったのか、客一人の泊まりか何人かに相手をしたのか。
もし、朝鮮人女性が複数の客をとっていたなら、一番稼いだには朝鮮人女性となる。
今、韓国でいう「慰安婦問題」の根源となる話であり、生き証人というか時代の語り部の話だ。

因みに、時折コメントを下さる廃医師はんの父君は軍医であったと聞く。
父君の曰く、帰国船の中で朝鮮人女性が仲間同士で札束を見せ合って楽しげにしてたとか。
この軍人相手に春を売っていた女性の話、卑猥下品な話と思うか、社会史実の話と思うか、
それは聞く側の心の在り方になろう。
今度長老に会った時に、私は日本人女性と朝鮮人女性の料金制度を確認してみたい。
まま、長老も当時は中学生、どこまで実態掌握をしていたかは少々疑問ではあるが・・。

因みに、彼女等の稼ぎがどれだけのものであったかを知る資料がある。
兵隊の月給の数倍といえる彼女たちの収入は性奴隷と云えるものでないことは明瞭。
昭和18年の日本陸軍軍人の月給(単位:円)。
大将 550
中将 483
少将 416
大佐 370
中佐 310
少佐 220
大尉 155
中尉 94
少尉 70
准尉 110
曹長 75
軍曹 30
伍長 20
兵長 13
上等兵 10
一等兵 9
二等兵 6

当時の諸物価   
はがき      2銭
銭湯       8銭
米(10kg) 3円36銭
巡査初任給   45円

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廃医師はんから焼酎一個連隊が贈られて来た。その中の一つがこの高千穂焼酎。
何でも母君が薩摩おご女とか。糖尿に効くということらしい・・。
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