2016.12.21 北の元寇
今朝の産経新聞に、安倍首相が北方四島の日露共同を語ったという記事が出ていた。
私は「何かが違う、何かが理解されていない」という思いにかられた。
樺太・千島・北海道は有史以前から縄文人が居住し、その末裔といわれるアイヌ民族の地。
少々混血はしているものの、本土和人や琉球人も日本列島人として縄文人の血を色濃く残す。
私は、北方領土はアイヌ自治国として、日露双方と友好条約を結ぶという案を考えたい。

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江戸期に間宮林蔵が樺太と大陸間の不明地帯を探検し、「間宮海峡」を確認した。
地図名の通り、昔は北海道・千島・樺太は蝦夷(えぞ)の地、アイヌ民族の国であった。
鎌倉期に九州へ元寇があったが、その十年前にアイヌ人は間宮海峡から元の侵攻を受けている。
原因は黒龍江地帯の古シベリア語族のギリヤークやオロッコ達との交流のもつれとか。
黒龍江の支配権を持っていた元軍が間宮海峡を渡って樺太に侵攻、アイヌも反撃する。
いわゆる「北の元寇」である、元軍相手に北海道アイヌも協同して戦い最後は和睦している。
元軍との和睦後は交易が再開、アイヌは黒龍江沿いに内陸まで入り活動したという。
アイヌは巨大なモンゴル帝国相手に戦い抜き、自分たちの領土を守り抜いたのである。
ことほど左様に、オホーツク海を囲む北海道・樺太・千島は、アイヌ民族の古来の地である。

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樺太アイヌ人(骨嵬・クイ)

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ギリヤーク人(吉里迷・ニヴフ)

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オロッコ人(ウィルタ)

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樺太犬。千島や樺太でアイヌ人の使役犬として育てられた日本犬種。
南極大陸で日本の探検隊のソリ犬して活躍しながら、置き去りにされたことで有名。
自動車の普及で使役犬の用途が無くなり、昭和四十年代には純粋種は消滅した。
元軍との戦いではアイヌ軍に樺太犬も従軍、アイヌ人には戦友に見えたであろう。
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