2017.03.10 科学戦
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東京晴海のリテールテックの会場・東京ビッグサイトの入り口付近、朝9時頃の様子。
人々は、本日3月10日が72年前に東京大空襲があったことを知っているのか。

米軍は昭和20年3月10日に東京の住民居住区に対して夜間の焼夷弾空襲を敢行した。
男が戦争に出ている、云わば銃後の女子供老人の民間の居住地に対しての夜間空襲。
先ず住民居住地の周囲を囲むように火を付けから、中心地区に焼夷弾をばらまいた。
虐殺、殺戮と云って然るべき、許しがたい米軍の悪逆非道行為である。
火に追われた人々は隅田川に逃げ、多くの人が溺死したという回顧録が残されている。
20歳位の女性の溺死体の背中に、幼子が女性の髪を掴んだまま目を開いて死んでいたとか。
この話の件を読んだ時、私は哀しさと云うか口惜しさと云うか怒りと云うか目が熱くなった。
高度1万mを570km/hで飛行する米軍のB-29爆撃機に日本軍は無力とも云えた。

海軍航空技術廠でB-29迎撃用に開発がされた戦闘機が震電、最大速度740km/hの秀機。
機体後部にプロペラ、機首に30mm機関砲4門を配した機体形状は“前翼型と呼ばれるもの。
震電はジェットエンジンの搭載を設計していたという世界最先端の画期的戦闘機とも云えた。
初飛行が昭和20年8月3日、時既に遅く戦後米軍の引き渡され、米軍は驚きをもって見た。
もう一つ、陸軍でB-29迎撃に開発された5式15cm高射砲がある、但し実用されたのは二門。
砲弾に機関砲弾2千発装填、高度2万mで炸裂すると200m四方の敵機を撃墜する威力。
レーダーから伝送される敵機の方向、速度を気象データで修正し、最適時で発射する優れもの。
3門めの砲は製作中に大阪大空襲により工場とともに破壊された。これも時遅し。

今朝の東京版読売で見た社説、学術会議声明案 技術に「軍事」も「民生」もないとか。
まるで私のブログを見たような内容であり(^^)、我が意を得たりと納得した。
昼飯を共にした同級生は理系企業で未だ現役の研究開発業務に就いている。
今やっているのは救助犬ロボットの開発、彼曰く「救助でも兵器でも両方使える」云々。
科学者が嬉しがるノーベル賞、ノーベルはダイナマイトつまり爆薬の発明者である。
彼の発明した爆薬が奪った人の命は千万を数えるであろう、その対価がノーベル財団。
近代戦争とは科学の戦いである、軍用と民用の区別が科学者に出来るものではない。
十万人を焼き殺し溺死させた東京大空襲のテレビ報道を見ないままの今日であった。



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