2017.05.12 羊羹
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加賀山代温泉の羊羹「夜乃梅」、加賀百万石前田家の紋所「梅」に因むもの。
知人の母君の実家が山代温泉の和菓子屋で、そこの羊羹を頂いた。

まま羊羹、茶受けの代表菓子、以前も書いたがマタゾロ薀蓄を。
羊肉の羹(あつもの)、煮汁の固まったもの、いわゆる煮凝(にこごり)である。
禅坊主が支那から持ち帰ったというが、その坊主、肉を喰らう生臭坊主の破戒僧。
そこで、小豆の煮汁に水飴を加え寒天で固めて作ったのを「羊羹」と云い習わした。
砂糖が高価なものであった時代、砂糖を使う練羊羹が「高級菓子」として珍重された。
また料理菓子として、半煉り状の煉羊羹に水分を多くした水羊羹が作られた。
「下もの」としては、小麦粉や葛粉と混ぜた蒸し羊羹があり、芋羊羹やういろうが派生。
近畿では、小豆や砂糖を減らし小豆の出汁からつくる水羊羹状の安価な羊羹も出た。
出汁(でじる)に、煉る工程「でっちる」の意味が重なり、羊羹の半人前の意味で「丁稚」。
安価であるので丁稚が里帰りの土産にした意味が重なったとか云々である。
実は「丁稚羊羹」、女房殿の大好物。まま、安上がりに出来たオナゴはんである。
ついでながら、羊羹は表面に白い粉が付き出した頃に食べるものとされた。
ひとつの羊羹を皆で送り廻している中に白い粉が付き出す、もう人にはやれない状態。
そこでその家の人は、切り分けて近所に「お裾分け」として配り、皆が食べるという。
因みに、上物の練羊羹は一年以上日持ちがする。盆暮れふた回りするぞかし(菓子)。
掛詞のつもりだが、きっと不興。丁稚羊羹の日持ちは精々三日あれかし。
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