2017.06.12 人の為
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卒塾者から差し入れの手作り鯵寿司、女房殿と二人で有難く頂いた。
足首骨折の女房殿と盲いたる愛犬「ハナ」の介護生活が続いている。
骨折の明くる朝に、鮨屋を閉めた友人から電話があったのでその話をした。
すると彼は「暇やから今から行く、待っとき」と云って電話を切った。
2時間程で食品が詰まったレジ袋四つを持ってやって来た彼は早速に台所に立つ。
「はい、朝飯」、きざみうどんが出た。「うどん玉が15円やったので15玉買うた」云々。
蒲鉾・青ネギ・天かす・油揚げも買うて来ていた。気が利くと云うかトコトン世話焼き気質。
昼はモヤシ焼うどんであった。モヤシ4袋と豚肉も買うていた・・・。
そして彼は云う、「人の為は、偽りと云うんやで」。亦云う、
「姥捨て山がホンマの人の為、孫もひ孫も一緒に居たら、昔の人はそうした、延命はアカン」
私は妙に納得、ビールと焼酎を注ぐ。ホンマ、この男の頭の構造は何時も乍らオモロイ。
彼はその夜は泊まり、次の日に娘夫婦が来たので「風炉の灰押し」を手伝い帰って行った。

下の写真がその風炉。真っ白い牡蠣灰は元塾生の陶工が牡蠣殻を焼いて作ってくれたもの。
1200度で焼いて潰し、三度ザルに通し細かくしてくれたので灰押しがやり易くなった。
牡蠣灰の潰し加減と灰押しの具合との微妙なところを私は初めて知った。
牡蠣殻の焼き具合と灰の潰し加減を知る茶人は少ない、と云うか恐らく皆無であろう。
きざみうどん、牡蠣灰、鯵寿司、[真心の人の為」は「偽り」ではないということである。

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