2017.06.26 ガスコンロ
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茶事会席で出た冷やし小豆善哉と寒天。夏の茶席に相応しい逸品。

今日は剣道四段の女性から招待された茶事へ「かえる庵」の御主人と二人で行く。
乾き掛けた玄関周りに二度目の打ち水をされているところへ我々が到着。
待合の部屋に通らせてもらうと、早速に冷たい吉野のゴロゴロ水が運ばれた。
客は我々二人、女剣士お一人だけで亭主役一切を為さるという。
外の手水を使った後で茶室へ入る。朝鮮風炉と焼き物の桶が置かれていた。
床には「白珪尚可磨」という一行軸、綺麗な白い玉でも尚磨くべしとか。

膳が出された。飯と汁、そしてお向こうは山芋寒天寄せ。
薄味の上品な風味で、清酒「越の白菊」が進んだ。
次にレンコン団子と山菜の煮物、鶏肉を隠し味に使ったとかで中々のもの。
焼き物は鰆の幽玄焼き(味醂と酒・醤油でつけ焼き)、程よい味加減であった。
梅干入りの箸洗いの後、取肴と酒が出て御亭主と共に酒席を楽しむ。
湯桶と共に沢庵・瓜・茄子・茗荷・胡瓜という五種の香の物が出された。
私が云う「これだけの香の物なら、また酒が欲しくなるから三種まででええ」。
すると彼女は「自分で漬けたものなので食べてもらいたくて・・」、私納得。
最後に出たのが写真の冷やし善哉というか小豆寒天、ひんやりと美味。
かえる庵さん「ワシ、あんこで酒飲むのが好きなんや」、私「酒は終わり」。

この女性の茶歴は10年ほど、それも年に10回の稽古だけである。
一人で料理とお運び、そして片付けをやりこなしたのは中々立派なもの。
他流の人を招いての茶事、他流試合もするとか、成る程に女剣士である。
ただ一点、困った事態が起こった。炭の種火がショボくれ消えかけたのだ。
1、朝鮮風炉のような釜と風炉が切り合わさったものは空気の通りが悪い。
2、灰を温めておかないと炭の火が熾り難い。
3、昨日・一昨日は雨だったので、炭が湿気っていることがある。
そしてもう一つ、点前は粗相・間違いがあっても戻ること勿れ、粛々と進めること

とか、ウンダラカンダラ云いながら、種火を再度ガスコンロに掛けるように勧める。
ここで私は自分の不明を恥じた。ガスコンロとは横文字言葉と思っていたが違った。
コンロとは「焜炉」と書くという。調べるとこうあった。
>焜炉の「焜」とは広韻で「火の貌(かたち)」と解釈され、つまり熱炉・熾炉(しろ)というに等しい。カタカナでコンロと表記されることが多いが外来語ではなく日本語である。本来運搬可能な小型の調理用の炉をさしたが、今日では鍋釜などの調理器具を加熱する据付型の燃焼器具または加熱器具も含まれる。<
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