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東大寺・二月堂から見た奈良の夜景。向うは大仏殿。
東大寺・大仏蛍を守る会
大佛蛍なんぞと書いているが、普通の源氏蛍。
人口40万人近い都市の中心駅から車で5分弱の場所に源氏蛍の生息は稀有と聞く。

「埋れ木座談会」の宿からの展望は上の写真アングル同様で、少し高所となる。
夕食が終わると、仲居さんからナイト・ツアー無料サービスの案内があった。
当初は参加することにしていたが、座談が盛り上がって来たので断ることにした。
翌朝の風呂で夕べも一緒になった40歳位の御仁とまた一緒になり挨拶を交わす。
彼は湯舟の中で、やや興奮気味に話し掛けて来た「ナイト・ツアーで蛍を見ました」。
私「そうですか・・(ええ歳をして何を)」と応じたら、彼は続けて私に云う、
「私、生まれ育ちが横浜なんですが、蛍を見たのは初めてなんです(^^)」
私「子供の頃も蛍を見たことないの?」、彼「ハイ」、私「ふ~ん」
体を流していた座談会仲間の大学教授も横浜なので訊いてみると教授曰く、
「そうかも知れませんな、自分は今鎌倉住まいなので寺の境内で見掛けますが」
部屋に戻って、風呂に入らなかった廃医師はんに話すと、彼の講釈が始まった。
廃医師はんの従弟がボランティア活動でヒメボタルの繁殖に関わって来たという。
しかし最近、生態系への苦情が出て来てやり難くなったというらしい。
蛍にも微妙な地域色があり、固有種が圧迫されたり変種が出来るとの苦情とか。
私は、東日本が源氏蛍で西日本が平家蛍と思い込んでいたのだが違っていた。
淡水の清流に生息するのが源氏蛍で、水田付近の小川に生息するのが平家蛍。
よって、森や山では源氏蛍が、村や町では平家蛍が多いということなそうな。
平安の下級貴族を出自とする武家、源氏平家の一統とその興廃云々と座談が続く。
私は6月6日のブログに書いた知覧の陸軍航空隊の特攻基地のことを思い起した。
6月6日で二十歳になった隊員が出撃に際し、食堂の女将に残した言葉。
「見事敵艦に突入出来たら、自分は蛍になってここに戻ってきます」
そして、もう一つ思い起したこと、
フランスでは、洗礼を受ける前に死んだ子の魂は蛍になって彷徨うという。
フランス北部ブルターニュに残るケルトの伝承が基になっている話だとか。
さて、この金曜日は山城短歌会、気が重い中で詠歌二首。
「縄文とケルトは似ると人のいふ蛍舞ひ出づ知覧ブルターニュ」
「いにしへの名は集真藍(あづさあゐ)雨に濡れつつ微かに揺れをり」
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