2017.07.21 失敗の本質
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今朝、愛犬「ハナ」と散歩に出掛ける時、玄関先で蝉が殻を脱いでいるのを見た。
脱皮に「失敗」したのか、羽がシッカリせずもがいていたので、木陰に置いてやった。
土中で10年近く過ごし、成虫となって数週間で命が尽きる蝉、それも一生である。

友人がFBに「失敗の本質」という著書のことを取り上げていたので私のコメントを入れた。
>この本は昭和59年初版のものを買うた。書き手が自分と余り年齢差がないことに加え、当時は組織運営に関心を持っていたことによる。読んだその時の感想は視点の当て方に感銘を受けたが、戦争を防ぐには日本は何が出来たかという話や大東亜戦そのものや各軍事作戦で勝利するにはという話が少なかった記憶が残る。つまり、だったらどうすれば良かったのかという話である。初版の本は同い年の知人が入院した時に「読め」と云って渡した。彼は大阪で100年余り続く中堅企業の4代目社長になったばかりであった。この本を読んで以来、私は「戦争責任」と「敗戦責任」を日本としては区別して追及すべきと考える様になった。<

思うに、鬼才の学者・小室直樹氏が「新戦争論」で述べている観点は違っていた。
戦争を必然と見て、観念的平和論が戦争を誘因すると喝破した。
起こった戦争にどうすれば勝てたか、先の大戦の各戦局で彼なりの論証を示した。
陸海軍の武器調達一元化、ミッドウェイでは小型空母に隼を載せる、サイパンの要塞化云々。
「失敗の本質」の著者たちは経営論・組織論の専門家で軍事論の専門家は少なかった。
というより、日本の大学で軍事学あるいは軍事科学を教えるところはないので無理はない。
よって、「失敗の本質」は話題を呼びベストセラー・ロングセラーとなり、今も読まれている。
都知事の小池はんも愛読書として挙げていた、まま、それしきの話である。
クラウゼヴィッツなんかを輩出したドイツの軍部は堂々と再軍備・徴兵制度を復活。
徴兵制の施行には、歴史的経緯を踏まえ、良心的兵役拒否の申請を認めた。
代替義務 として病院や社会福祉施設で兵役義務と同じ期間の社会貢献をさせる。
2011年、ドイツは徴兵制の「中止」を発表したが、ドイツには軍事学が生きている。
日本武士は去勢されたが、ドイツ騎士は五体満足・精神健全である。
日本弁護士会や日本科学者会議の発言、去勢されるというのはこういうことかと解る。
日本の「失敗の本質」とはこういうことだと、つくづく思う今日この頃。
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