2017.08.11 職業的物言い
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台風5号が奈良を通過。倒れた我が家の高砂百合の蕾が膨れだした。

職業から来る物言いはそれぞれ癖がある。
医者・弁護士・坊さん等が「まいどおおきに」「またお越し」とか云うのは聞かない。
薬剤師も「おおきにありがとう」は使わず「お大事に」と云って客を送り出す。
「客」と云うところは、まま、医者・弁護士・坊さんとは多少違ってはいるようだ。
近所の薬局の主人(薬剤師)と私は同い歳で気さくに会話をしている。
薬局に行った時、私があと4・5年でガンも完治出来ると聞いたがホンマかと訊いた。
ガンで余命1年の告知を受けていた私の友人が、先日死んだ話の流れである。
主人が調剤室の中にいる薬剤師に「あの話かな」と問いかけると、薬剤師は応えて、
「米国立ガン研究所の日本人主任研究員が開発した近赤外光線免疫治療法でしょう」。
その治療法はガン細胞の死滅率が極めて高く、ほとんどのガンに適用できるという。
それに転移ガンにも有効で副作用がなく、安価なので医療費の削減にも貢献できるとか。
私が、日本で研究開発して日本の医療技術とすれば良いのにと云うと、主人と薬剤師曰く、
「日本では研究開発費用が出ない、国の予算が付かない、教育体制が悪い云々」であった。
そして、日本にも明るい話があるとして教えられたのが大阪の小野薬品のこと。
平成4年に免疫を使ってガン細胞を攻撃する免疫治療薬「PD―1」という分子が発見された。
発見した京都大学の本庶佑教授らの研究チームと小野薬品が共同研究を進めて来たと云う。
平成25年には、世界的な革命技術として米科学誌サイエンスのトップを飾り、世界中が注目。
そんな話で、あと4・5年生きながらえれば、ガンを罹って死ぬことはなくなる云々であった。
しかし、それまでに余命一年のガン告知をされたらどうするかと云う話になった。
私が、「読みたかった古典を読むとか、行きたかったとこへ旅をするとは云わない」。
「毎日一升瓶を空け、空瓶を数えながら、ボンヤリと日々の移ろいを眺めて死を待つ」と云うと
その薬局の主人曰く、「そんなに飲んだら体に悪い、体調を壊しまっせ」。
私「・・・」(余命一年の体や云うのに、この人、やはり薬剤師)。
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