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紫式部(むらさきしきぶ)の実、元は名は「紫敷き実」であったものが訛ったものとか云われる
六月頃に白っぽい小花を咲かす、源氏物語の紫式部も本名が不明だそうな

訛る言葉というと、私は美男俳優「宝田明」を思い浮かべる
子供の頃に育った吉野界隈では、ラ行とダ行の置き換え現象があった
「たからだあきら」が「たかだらあきら」になるのである
同じように、体(からだ)が「かだら」となる
奈良市内に帰って来てからも、この口調がなかなか直らなかった
悪友連中から「宝田明」云うてみぃや、とからかわれたものだ
どうも、ラ行とダ行の置き変わりは奈良県南部から河内にかけての言語形態のようだ
「よろ(淀)川の、みる(水)飲んで、はだ(腹)わろ(悪)した」
とか、しゃべくる漫才師がいたが、河内出身だと聞いた

最近、車の中でラジオを聞き、笑ってしまったことがある
癒し系の顔、「いやしけい」を「いやらしけい」の顔と云ってしまったという話
確かに、「いやし」顔は卑しい「いやしい」顔に聞き違えそうではある
私は「いじらしいお子さん」と云うところを、「いじましいお子さん」と云ったことがある
その親は怪訝な顔をしたが、私は間違いに気付かずに話をしていたのだ
再度、「いじらしい」と云おうとして、先の間違いに気付き平謝り
相手の親は口では許してくれたが、顔は笑っていなかった記憶が残る

考えてみれば、桃山期には「茶の湯」を「茶湯・ちゃとう」と云うこともあった
それに「茶道・ちゃどう」と字が充てられ、それらしい解釈が付き、やがて「茶道・さどう」に
名前の変遷とは、ええ加減と云えば、ええ加減のようだ

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