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男やもめの暮らしにも節分はくる。
今朝は茶粥を炊き、イワシを二尾焼いて大根下ろしに白だし醤油を加えた。
イワシ一尾は愛犬「ハナ」の分のつもりだったが、熟慮の末に配分を変えた。
二尾の頭と骨、そしてハラワタ部分はハナへ、二尾の身部分は私とした。
ハナは不平や文句を云わず食べた。いつもながら好い奴である。
元来、〈やもめ〉の語は寡、寡婦の字があてられ、夫を失くした女や独身女を意味したとか。
妻をなくした男は〈やもお〉と呼ばれ、鰥夫の字があてられたという。
「女やもめに花が咲く、男やもめに蛆(うじ)がわく」という諺が平安時代には生まれた。
それからは<やまお>と云うより、<男やもめ>の云い方が一般化したという話。
三・四年前の正倉院展で、奈良時代の行政書簡が展示されていた。
中々面白いと私が興味を覚えたものは鰥寡孤独(かんかこどく)という当時の福利厚生。
そこには「鰥」とは61歳以上の妻を亡くした夫、「寡」とは50歳以上の未亡人、「孤(惸)」とは16歳以下の父親のいない子供、そして「独」は61歳以上の子供がいない者を指すとあり、食糧や労務の施しが規定されていた。
私は奈良朝時代の日本の行政の在り方に嬉しい思いを感じ、ブロクにも書き込んだ。
明治維新の際に新政府が全国民向けに発出した五榜の掲示というものがあったという。
その第一札で、「鰥寡孤独廃疾ノモノヲ憐ムベキ事」が定められていたとか聞く。
歴史に残された我々の先達の志は世界史的に見ても民族資質の高さを示す。
まだまだ私は施しを待つ訳にはいかない。入院中の妻と盲目の老犬ハナが居る。
まま、ハナの食事・散歩も済ましたので、病院まで出掛け女房殿を見舞って来よう。
我が家には「鬼」は居ないので豆は不要。(鬼は私かも・・)。
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