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アイヌの神事、カムイ(神)ノミ(祈り)では椀に注がれたヒエ酒「トノト」を回し飲みする。

この19日に「愛蘭土人」はんからコメントが入っていたが、平昌にかまけて見落とした。
「愛蘭土人」とは英国のスコットランドやウェールズと同系のケルト人だが独立国。
前略<ならば「オラもやってみっぺ」と麦芽醸造酒を蒸留してみたのが「ウスケボー」。ウィスキー誕生はアイルランドなんよと、アイリッシュは主張するが、文献記録はスコットランドの神父の記録が先行ゆえ未公認。>後略。
愛蘭土人で思い出したのが、平成9年まで存続した北海道旧土人保護法とアイヌ。
アイヌとケルトはユーラシア大陸東西端の先住民であり、侵入者から圧迫を受け続けた。
その辺りは学者の間でも取り上げており、研究書も著されているようだ。
「アイヌのひえ酒に関する考古民族植物学研究」(大阪府立大学)を斜め読みして納得。
アイヌのひえ酒とはアイヌ語で「トノト」、えぞ稗(アイヌ語でピヤパ)から造られる。
ヒエ・稗、英名でJapanese barnyard milletとあるよう日本は原産地の一つと考えられている。
寒冷地帯が原産地とされ東北アジアと雲南の二大品群に分れるという。(ヒエとは冷え)。
雲南品種の方が食用加工に適しており、水田雑草として各地に広がって栽培種となった。
日本にも稲作と共にヒエ栽培種は雲南品種が拡がったが、北海道は古来のえぞひえ・ピヤパ。
北海道では縄文早期から擦文時期の遺跡でピヤパの種子が見つかっているという。
恐らく、寒冷地・北海道は稲作の展開が遅れたので、雲南ヒエも入らなかったのであろう。
残念ながら、今では歩留まりの悪さからピヤパは雲南品種に淘汰されてしまったという。
よって、今売られているアイヌ酒・トノトはピヤパでなく雲南品種のヒエから造られるもの。
それはそれ、ピヤパから造った「トノト」と麦から造った「ウスケボー」、寒冷の酒と云える。
ケルトとアイヌは似ていると話した私の同級生が居る。
彼は若い頃に仏の田舎・ブルターニュで暫らく暮らし、ケルト人とも交流があったとか。
彼の曰く「ブルターニュのケルト人は縄文人というよりアイヌの人に近い気がする」云々。
アイヌは縄文人の末裔、ケルトとアイヌの類似性を感じたという彼の慧眼に感服。




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