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今の市立奈良病院に残る旧陸軍病院最後の桜の映像。
病院の東に隣接する奈良教育大学の敷地は旧陸軍歩兵38連隊の駐屯地であった。
陸軍病院は昭和20年に国立奈良病院に、そして平成16年に今の市立奈良病院となる。
昨日、当該病院に入院中の女房殿は市立奈良病院で5時間の院外診断を受けた。
私と娘が付き添ったが、その時に娘の話を聞いて少々心を打たれた。
娘は子供の頃から看護婦希望で高校を出て国立奈良病院内の付属看護学校へ行った。
私も娘を車で送ることがあり、塀に囲まれた旧国立奈良病院の建物は記憶に残っている。
女房殿にとっての旧国立奈良病院とは、娘の戴冠式に参列し感涙した場所でのあった。
然しながら、旧国立病院の建物は全て取り壊され、新たに市立奈良病院に建て替えられた。
娘にとっては母校の建物も実習場所も全て跡形も無くなっているということである。
市立病院にも付属看護学校が併設されているが、旧国立病院の看護学校とは経絡がないとか。
従って、娘にとっては母校の喪失であり、学校誌や同窓案内という存在した証もなくなった。
看護学校の生徒の半数はそのまま国立病院へ勤務し、そして市立病院へ継続転籍した。
去年に最後の同期生が市立病院を去り、知る医師・看護師の人は全て居なくなったという。
娘は母親を手押し車に乗せ、新しい建物で別名の病院となった想い出の場所を進んでいた。
その娘の姿から彼女のそこはかとない思いが伝わって来た。
娘にとって唯一の想い出となる桜木を伐採せずに残してくれたこと、仄(ほの)嬉しくなった。
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