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前回のブログで記事にした熊野桜の推定分布図なそうな。
私はこの分布図で吉野・熊野の地犬「熊野犬」のことに思いが馳せた。
考えてみれると、「日本犬保存会」は日本各地に居た地犬を消滅させたといえる。
我が家では私の小学校入学前から高校時代まで三代の紀州犬を飼っていた。
当時は犬を放し飼いにしていたので犬の愛好者から日本犬の話をよく聞かされた。
柴犬には、山陰柴・美濃柴・信州柴等があってその特徴は云々とか。
そして、紀州犬には三重の猪犬と和歌山の鹿犬が居てその見分け方云々。
というより、紀伊半島に昔からいた地犬のことが元々の話であった。
夫々に大内山犬、太地犬、那智犬、熊野犬、日高犬、高野犬、明神犬と云われたとか。
今の紀州犬は白色が多いが、地犬には黒や褐色・ゴマ毛が多く居たらしい。
白犬が愛好されたのと山で見分けが付き易いということから有色犬が淘汰されたようだ。
昭和9年に紀州犬が天然記念物に指定されてから地犬は皆紀州犬とされ淘汰が進んだとか。
熊野犬は吉野・熊野で猪狩り訓練された実用犬として存在し、地犬の形体を残していた。
しかし、その熊野犬の数も少なくなり、やがて姿を消すであろうと云われている。
和歌山県の対岸、徳島県に居た阿波犬という紀州犬によく似た地犬も今は消滅したとか。
「日本犬保存会」の血統書にあるのは秋田犬、紀州犬、柴犬、甲斐犬、四国犬、北海道犬。
つまり、天然記念物指定とされた犬種の括りであって、本来の地犬の括りではない。
天然記念物指定が日本各地の地犬の消滅に繋がったとは、皮肉と云えば皮肉な話である。
熊野桜の分布図で、昔に吉野・熊野の猪犬として居た地犬「熊野犬」を思い起した次第。
下は「熊野犬」が写されたもの。一般的に見かける「紀州犬」とは色・形が少々異なっている。

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