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笹岡薬品の[命の母]、聖母マリアに抱かれるキリストとエンジェル、大谷はエンジェルス。

産医師を祖父に持つ笹岡省三が、「病に悩む女性を助けたい」との思いから薬を研究。
そして明治36年、女性の病や生理不順等に苦しむ女性の保健薬を造り上げた。
パッケージにはマリアとキリストそしてエンジェル。彼がバテレンかどうかは知らない。
大家族制度の中、家事や農作業などで身体を労わることができない女性のための薬。
与謝野晶子も「人多く いのち之母と 呼ぶ薬 この世にあるが めでたかりけり」と詠む。
「産めよ増やせよ」と云われた大正から昭和の年間、母体の健康維持に重宝がられた。
当初は煎じて飲む生薬であったが、先の大戦後に錠剤で販売して好評を得る。
平成17年に小林製薬が「命の母」の販売権を得てから販売高は倍増したとのこと。
この「命の母」の製薬工場は奈良にある、創業者・笹岡省三は奈良・宇陀市の出身。
ロート製薬の創業者・山田安民、津村順天堂の創業者.津村重舎も宇陀市出身。
武田薬品工業の創業者・近江屋長兵衛は奈良・河合町出身、皆大和の売薬家。
笹岡薬品の現社長はサラリーマン社長で、前社長が創業家の御曹司である。
30年程前に、ある人物の仲介で笹岡薬品の御曹司・前社長と会ったことがある。
その御曹司が父親から引き継いで新社長になったばかりの頃の話である。
私が父親から息子への社長交代というものを数社に亘って近くで見たという所以である。
「創業者の息子は親の苦労や努力を見ているが、何代目となるとボンで育っている」。
「ボンは諫言を遠ざけ甘言を近付け易い、お友達を引き込み社員の話を聞かなくなる」。
云々と私は分かった気にノタマッタその時を思い出し、「母の日」は面映ゆい気になる。
父親の享年を過ぎ、母親の享年に近付きつつある昨今、等身大の父親・母親を感じられる。
昔に読んだ本を十年二十年後に読み返すと違うものが見えて来るという話に似ている。
まま、母親とは子供を全力で守り子供の全てを認め包容する。母心は菩薩の慈悲を超える。
それは私が知る犬や猫でも同じであったが、子供より男を優先する最近の母親も多聞。
十四・五で嫁に行き、旦那・舅姑に仕え多くの子供を産み育てた明治大正の嫁・母親のこと。
なるほどに「命の母」とはよく名付けたもの、母への思いがこもった大和の売薬である。
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