FC2ブログ
2018.12.17 神仏習合
DSC_0086.jpg
ロザリオの付いた数珠。クリスチャンである中学同級生の女性が持っていた。
ブログ「神仏合体」で書いた私の中学校の女性恩師をホスピス病院に見舞った話。
ご子息から16日通夜17日葬儀との連絡が入った。
私は数珠を持たずに通夜に参列した。恩師は敬虔なクリスチャンであったからである。
会場は仏式の誂えだったので少々戸惑ったが席に着いた。同級生も何人か来ていた。
浄土真宗の導師が入り読経が始まり、参列者は数珠を手に合掌していたが私は素手で合掌。
クリスチャンの女性同級生も数珠を手にしているので、やはり元教員だと納得した。
日本の葬儀は殆どが仏式なので、彼女は数珠持参が日頃からの心掛けであったのだろう。
その女性同級生に話すと彼女は数珠を見せた。ロザリオ、十字架付きの数珠であった。
恩師の御主人の家が浄土真宗であったので、仏式の葬儀となったということ。
私はてっきり耶蘇教式の葬儀だと思い込んでおり、どんな形かと少し興味もあった。
読経が続く中で焼香を終え、齢97歳の元大学学長の御主人から挨拶があって通夜はお開き。
祭壇を見て私には気付いたことがあった。白木の位牌は俗名だけで戒名が書かれてなかった。
恩師が云い残したのか、それとも御主人の御心の為すところなのか私には分からないが解せる。
日本の歴史では宗教戦争なるものが起こらなかった。あったのは為政の権力者との闘争である。
外国の歴史では宗教間闘争である残虐な宗教戦争が多発したが、日本では無かったということ。
宗教戦争の要因は一神教にあると思われるが、幸いに日本人は一神教を受け付けなかった。
日本人は「神仏合体・神仏習合」という知恵を生み出す世界史的にも稀な民族と云える。
別れ花で包まれた棺の中に御主人が最後に本を収められた。聖書であろうと私は思った。
恩師は私に最後の授業をして、あちらへ旅立たれた。
17日今日の葬儀にも私は参列、勿論数珠を持参した。女性同級生も来ていた。

DSC_0085.jpg
我々の同窓会名称は「コスモス会」である。献花をさせてもらった。
恩師が中学を去られる時に、「皆さんコスモスの花のように生きてください」と云われた。
我々が中三の夏、恩師は御主人の米国赴任に同行されたのであった。
恩師の葬儀は香典や献花は遠慮頂くということであったが、片隅に一基だけでもと願った。
その花が「別れ花」に使われたので嬉しく思った。

スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://houan7010.blog.fc2.com/tb.php/1580-dad018f7