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2019.01.07 キリギリス
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愛犬と散歩中、道端でキリギリスが死んでいるのを見た。
この寒い時期にキリギリスが未だ居たとは驚いた。
つい、イソップ寓話の「アリとキリギリス」を思い起した。
夏に働くアリを小馬鹿にしていたキリギリスが冬に困るという話。
実はこの話に裏話が二つあり、中々興味深い。
一つは、イソップの原作では「アリ(蟻)とセミ(蝉)」であったという。
イソップとは古代ギリシャ名アイソーポス(: Aísōpos)の英語読み。
彼は紀元前600年頃のギリシャの奴隷で、今のトルコ辺りが出身地だとか。
蝉は地中海沿岸に生息し、アルプスを越えて北側には居ないらしい。
英独仏北欧の人が日本の夏で思うことは蝉の音の煩さだと云うのを聞く。
よって、「蟻と蝉」では話が解せないので「アリとキリギリス」になったとか。
二つ目は、キリギリスの末路である。
アルプス越えをしたイソップ寓話の改変では、キリギリスは飢えて死んでいく。
「夏には歌っていたんだから、冬には踊ったらどうだい?」と蟻は食物を分けなかった。
ところが今世紀に入って、ウォルト・ディズニーの映画で話がまた改変された。
蟻がキリギリスを説教して食物を与え、それでキリギリスが悔い改めた云々。
つまり子供教育と米国の社会福祉概念の涵養に話を改変したということ。
まま、変節は非でも改変は是であろう。歌は世に連れ世は歌に連れと同じかも。
そう云えば、陸上自衛隊の行進曲は「敵は幾万」、立派な軍歌である。

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