201312131617.jpg
電動三輪車、パナソニック製、

奇特な後輩たちが用意してくれた電動三輪車が自転車屋から送られて来た
運転免許を返上した私の日常を憐み、電動三輪車を進呈してくれた有難い話
二輪車より荷台が大きい三輪車にしてしてくれとは私の注文であった

運んで来てくれた自転車屋の話では、三輪車の需要は少なく受注生産とか
利用者は二輪車に乗れられない人や老人に限られているという話であった
車輪は二輪の半分ぐらいであり、対象利用者の身長は一三八センチからとか
謂わば、大の男が乗ることは珍しいという話であった
つい私は、サーカスの「チンパンジーの三輪車曲芸」を連想したが、然し気しない
有難い代物であり、両手に袋を持ち徒歩片道半時間の買い物から解放されるのである

先の記事でも話したが、徒歩客にとって近隣の商店街が失われるのは社会問題である
車社会となった近年、郊外に広い駐車場を完備したショッピングセンターが利用される
街の商店街は衰退し、お店はドンドン消え、シャッター通りと化す社会現象である
これからの高齢者や車社会に縁のない人々は弱者となり、買い物難民化するであろう
我が身に降りかかって、近隣の街の商店街の必要性が身に沁みたのである

さて、斯く申すこの私の仕事は量販店、つまりショッピングセンターの展開を進めること
要は、既存の商店街を衰微・凋落させることに結果として手を貸していた張本人なのだ
電気三輪車を進呈してくれた後輩たちとは、私の仕事を継いでくれている者達である
私は現役の流通業務をやっている時には、「流通革命」は世の為になると信じて疑わなかった
その「流通革命」で社会生活の利便性は車社会と相まって飛躍的に高まったはずである
然し、ものには表と裏(茶の話ではない)、光と影があると知ることが肝要であった

「因果応報」とはよく云ったものだと、自身の半生を省みる
まま、明日からは、三輪車の生活を充実させてみようと決意する私である
そして、消えていった街の商店に対し、心を手向けながら茶を点てたい
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://houan7010.blog.fc2.com/tb.php/209-8757b29f