2014.01.03 結び柳
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結び柳、青竹の掛け花入(尺八)に入れるのが正月飾りの定番
当流では花入の口に紅白の椿を挿すが、紅紐で結いだので白椿だけとした

この結び柳のことを綰柳(わんりゅう)ともいう、「綰」とは曲げて輪にするという意味とか
「離別河邊綰柳條、千山萬水玉人遙」 (離別河辺に柳条を結ぶ、千山万水玉人遥かなり)
昔の唐土では人との別れに際し、送る者と送られる者が柳の枝を結び合わせて持つ風習があった
柳枝を結ぶとは、曲げて輪にするで、これは無事に回転して帰るように旅中の平安を祈るもの
冬が終わり春が来る新春を慶ぶ「一陽来復」の季節の回転とも重ねた意味もあるとも聞く
それに、木々の中で最も早く新芽が出るのが柳とされ、「芽出度い」というとかも聞く

この写真は、近くの公園に植わった大木の柳の枝である
例年、年の暮れに脚立と高枝鋏を持って行き、三本ほど頂戴していたのである
然し、今年は違っていた、脚立を運ぶ車が無い、それに柳の大木の枝は伐採されていたのだ
私が知る他の柳は平城京朱雀門の広場にある「銀座の柳」か猿沢池の柳である
例え枝三本とは云え、大勢の人が居る中で脚立と高枝鋏持っての行為は気が咎める
柳を置いている花屋は遠いが、今年は三輪車でそこまで行って買おうかと思っていた

そこに朗報がふたつ
ひとつは、枝が伐採された近所の公園の柳、上の方に枝が残っているのを見つけた
ふたつは、二日に娘夫婦が年賀に来ると云う、婿は体躯があり身体能力も高い
そこで年賀に来た婿を待ち受け、二人で脚立と高枝鋏を持って公園に行った次第

ついでながら「銀座の柳」
西条八十の作詞で有名な柳だが、今の銀座にはその柳の姿は無い
根ごと伐採されたらしいが、生き残った柳があった、それが平城京に移植された柳である


植えてうれしい 銀座の柳
江戸の名残りの うすみどり
吹けよ春風 紅傘日傘
今日もくるくる 人通り

巴里のマロニエ 銀座の柳
西と東の 恋の宿
誰を待つやら あの子の肩を
撫でてやさしい 糸柳

恋はくれない 柳は緑
染める都の 春模様
銀座うれしや 柳が招く
招く昭和の 人通り

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