座礼で畳に手を付ける際、手の平を畳に付けず、握ったままで指の爪の甲を畳につける
理由は、畳は人が歩いて通る場所故、不浄とされているためだ
武家作法の本流である小笠原流礼法でいう爪甲礼(そうこうれい)の仕方である

 この手を握った拳の座礼は、古流と呼ばれる武家茶道の流派に多くみられるので
信長・秀吉や利休・織部もそうしていたものと思われる
この拳の座礼は、正座より安坐(HP参照)の方が向いているのが実感としてある

 上田流に伝わる古文書には「心得の事」として「惣身に手をあてるは宜しからず」
ともあり、畳はおろか身に付けた衣服にも手の平を付けることを戒めている
これから茶を点てたり、料理を出す手の平を汚さないようにという心得である
当流では、女子には三つ指の爪先を畳に付けることにしているが、他の武家茶道では
女の方も拳で挨拶されるのをよく見かける、勇ましく感じる
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