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枯草の中に姫踊子草の花が見えた、もう立春となる
よく似た仏の座は在来種、姫踊子草は外来種である

昨夕、事務所の後輩やパートナー会社の専務常務等と鶴橋の焼肉屋で大いに盛り上がる
その会社は七年越しの計画が実って上場認可が下り、この三月に株式上場の運びとなった
私も現役の頃には顧問として経営や事業の計画に拘わり、未だに何くれ口を挟んでいる

この会社は、少々ユニークな成り立ちを持つ
情報ネットワークの展開に興味を持つ高校の同級生八人の集まりから生まれたのだ
私は同い年で共通の知りあいもあり、業界も近いことから繫がりを持つことになった
この同級生の集まりは其々が本業や勤めを持つこともあり、株式会社の形態にした
そして、二人の仲間に運営を任せ、他は出資者として参画する形にしたのである

運営を託された一人は父親の無線会社の専務ながら、この同級生会社の社長に専念
もう一人は、家業を父親と妻そして職人に預け、大半を同級生会社の常務職に費やした
理系で根っからの技術屋の社長と、文系で人の輪を考える常務とは良き補完があった
出資者に報いる為に、何とか株式上場を果さんと頑張って来たが、数年前に常務は逝った
その葬儀参列者は会社関係でない人々も多く千五百人を超え、そこかしこに涙があった

棺桶を閉める時にその人の価値が分ると云う言葉があるが、私は一概にそうは思わない
名刺だけを置いて、そそくさと帰りを急ぐ人達や、談笑の場が多くみられる葬儀会場
参列者の数で、その人間の業績や地位は略分かるが、その人柄までは分らないと思う
葬儀場に駆け付けずとも、遠くで本当に涙を流し、その死を悲しむ人達も居るであろう
とは思いながらも、この常務の参列者の数と涙の数に、改めて彼の人となりを知った
私の本当に好い友であり、心底から利他を願う心の持ち主であった、私はとても敵わない
私の葬儀は妻に見送られるだけで十分であると思わされ、個人葬の契約も済ませた次第

まま、色々あり、漸くのこと、今年三月に上場の運びになったという話である
世にいうアベノミクスで、経済環境が良くなっており、上場の遅れは幸いしたようだ
同級生八人の集まりから生まれた会社の昔話を社内で知る者は、社長だけとなった
今では、八人の同級生も三人が他界し、五人となっていろ

昨夕、上場説明に来た専務も常務も当時を知らない人達である
鶴橋の焼き肉屋に陣を張って、念願の上場が決まったこととお零れの嬉しさの懇親会
声も高々朗らかに、哄笑・爆笑・照れ笑の宴となり、タチマチ終電列車の時間が近付いた
その曰く「うちの社長はウン億円の失敗を平気でするのに、十万円のパソコンをケチる」

私曰く「十万円でも単なる無駄は無駄金、ウン億円でも次に繋がる失敗は無駄金とは云わぬ」
「要は、失敗からウン億円以上の価値を見出したかどうかだが、どうなんや?ウン?」
「さもないと、その話は単なる社長の悪口になるだけだ、それを酒の肴にしてオモロイか?」
急に酒が覚めた様になったが、三分も経たぬうちに、またぞろ大声・大笑い、タク~

やれヤレと仕方なく、私も芋焼酎のストレートをジョッキでアオッタ、傷の消毒でもある(^^)
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