2014.02.02 徳有隣
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花は白梅、軸は[徳、隣有り」
論語のの一節「徳不孤必有隣」に依る、元東大寺管長故橋下聖準長老揮毫

考えてみれば不可解な話である
東大寺と云えば単なる大寺ではなく、歴史的にも日本の仏教学問の府である
その菅長が儒教の論説を揮毫するとは・・面白いというか、他国では聞かない
いわば、バチカンのローマ法王がイスラム法典・コーランを読み上げ祈るもの

思うに、江戸時代の小学校教育とも云える寺小屋制度とは世界に冠たるものだった
国民の識字率や算術能力が世界一であり、それが今日の日本を築く基になった
寺小屋の教育カリキュラムとは「読み書きソロバン」そして「論語」であった
つまり、寺小屋では儒教の聖典を論じ教え、以って日本人の思想教育としたのである
勿論、徳川幕府の朱子学重用と寺社支配と云うか、檀家制度による民衆掌握がある

因みに、故橋本聖準長老は私の父親の旧制中学の恩師であり、この揮毫を頂いたとか
然しながらである、東大寺の管長が論語の一節を揮毫し、教え子に授けるということ
実に面白いと私は苦笑、というか日本人と日本文化の強かさに莞爾とするのである
東大寺は昔より、寺財によって奈良の子供に教育を施すという歴史を繫いで来た
その旧制中学、今は東大寺学園という中・高等学校として、その伝統を受け継いでいる

「徳有隣」
私は不徳ながらも、これまでケガ病気・入院という際には本当に近隣の方に助けられている
有り難いと思う、感謝である
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