2014.02.05 徳利と孤独
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徳利に黄色いバラ
そう云えば徳利、「徳」と何がしの謂れがあるのかと思いきや
何のことはない、酒を注ぐ際の音「トクトクトクッ」からというのが風説とやら

「徳不孤必有隣」、もう少し話を延ばす
今度は「孤」のこと、漢字辞書には親を無くした「みなしご」とある、「孤児」だ
ついでに孤独の「独」開けてみると、「子を無くした老人」とあった
また「群れを成さない強い雄犬」ともあった、「一匹オオカミ」に近いのだろう
因みに、独の旧字「獨」ツクリ(旁)は犬のことである

では、ここは何故「徳不孤」で、「徳不独」ではないのだろうと思ってみた
何となく、字の意味に微妙な違いがあるようだと解った
つまり、この二字には周りの環境が違うということのようだ
周りの援助なしでは生きていけない環境か、援助なしでも生きていける環境かである
孤児と老人、どちらも一人ぼっちながら、微妙に違う意味合いを持つ

こうしてみると、以前に書いた井伊直弼の「獨座観念」のこと、「孤座観念」にはならない
もう一味、解ってきた気がする

>客の帰る路がみえなくとも、取り片付けはいそいではならない。
心静かに茶席に戻り、炉の前に独座して、まだまだお話もあったろうに、
今ごろはどの辺まで歩みを進められたか、今回この一期一会は二度と
再び帰るものでないこと等と思いめぐらし、または独りでお茶を立てて
一服したりする。
 これが一会極意のきまりである。この時は寂漠森閑としてうち語らう
ものとしては釜一口だけで、ほかに何物とてない。 <
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