2014.03.30 透き木
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透き木(すきき)、左が利休好みの朴(ほお)、右は私が頼んだ黒柿
千家さんの祖・千宗旦は桐、当流・宗家に伝わるものは杉である、

透き木とは、五徳を用いないで、炉に羽釜(はがま)を掛ける時に羽の下に敷く木
その「敷き木」から転化した言葉という、炉と釜との間に空気を通す隙き間(透き間)をつくる
そのため、透き木を使う茶釜を「透き木釜」ともいう、
透き木は炉用、風炉用があり、『茶道宝鑑』には炉用が長さ三寸九分、幅七分、厚さ四分
風炉用が長さ三寸、巾六分五厘、厚さ三分八厘とされ、他流ではその規格が一般的だ
当流・宗家に残されている透き木は長さ二寸二分、巾五分五厘、厚さ五分(写真右側のもの)

五徳を炉から外す時期は、表千家は四月で裏千家は三月と千家さんの中でも違うようだ
他流も三月四月は五徳を外すようで、従って、吊り釜か透き木釜を使う時期とされる
当流では、吊り釜は季節に関係なく、年中吊り釜の鎖が掛かる八畳の「鎖の間」がある、
そして、台目の小間では鎖を掛けることをしないので、台目席では透き木釜となる
台目の小間には中柱があるため、その横に鎖をぶら下がるのは煩わしいという理由である
当流が台目の小間の五徳を外すのは、表さん同様に四月となっている

実は昨日、三月中にと頼んでいた透き木を作成者が持参してくれたのであった
作成者は有楽流の茶をする奈良の塗師で、私の高校の後輩に当たる御仁である
届けてくれたその時の我が家は、碁仲間との対局の最中であった
対局を中断して、その塗師と透き木のことで遣り取りして送り出したのだ
それでかどうか、碁は連敗、やはり我が未達の所為であろうと自戒
対局相手の曰く「碁は、着目大局・着手小局」、とかなんとか、正にその通りと納得
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