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シャガ(射干・胡蝶花・著莪)、花言葉「抵抗・決心」
学名は「アイリス・ジャポニカ」、つまり「日本アヤメ」である

 譲ることのみ多き日々著莪の花       塙 義子

愚痴になるが、この金曜日、木曜日と連日の郵便局通いであった
投函した手紙が、二円が不足しているという貼紙が付いて戻って来たのだ
吉野山の桜の記念切手を貼って、遠方の友人達へ出したものだった
何のことはない、消費税の値上がり分を失念していたのである

ままよ、と郵便局で二円切手を買い求め、吉野桜の下に貼り足して投函
今後のために、その二円切手を二十枚ほど余分に買うことにした
その二円切手、何故か白兎の図柄である、干支切手の売れ残りかと疑った
然し、それを云うのは控えた、譲ることのみ多き日々である

さて、シャガのこと、名前の由来もハッキリせず、漢字名も唐土の借り物とか
シャガは史前植物で、弥生・縄文という古い時代に人間が日本列島に持ち込んだものらしい
何でも、三倍体植物とかで胚や種子が付かず、栄養繁殖、つまり茎や根で増殖するもの
よって、人間の手で株分けして生域を広げることはあっても、鳥や風では運ばれない
つまり、シャガの自生しているところは、かつて人が住んでいた跡だということになる

シャガの原種は支那大陸の南部で見られるものらしいが、台湾・琉球には見られない
ということは、南支那から直接日本に持ち込まれたということになるそうだ
面白いことに、人間のY染色体の遺伝子の流れと同じような移動経緯を想像させる
このY染色体遺伝子の拡がり経路とは、人類史の侵略と支配の過去を示している
つまり、支配者の男の遺伝子は残されるが、被支配者の男の遺伝子は残り難いということ

ややマイナー話になるが、日本列島には人類がアフリカ出立後のY遺伝子全てが存在する
それは、世界の中で日本列島だけに見られる極めて珍しい現象だとされている
恐らくは、他族の男を皆殺し(ジェノサイト)或いは奴隷化する様なことが無かった証だろう
日本列島で最も多いY遺伝子は「D2]というタイプで日本列島だけにしか見られないものだ
次に多いのが「O2b1」というタイプで、南支那の少数民族やベトナム辺りに見られるものと遠戚
その次には、北支那の漢族や蒙古・満州等やシベリア系のもので、朝鮮半島のものは意外と少ない

前には、朝鮮半島から渡来した騎馬民族が日本列島を征服・支配したという説が賑わったでいた
今は、その説は完全否定されているようで、江南の地から亡国の民が日本列島に直接来た説
弥生人江南説が再評価されているが、これも日本列島の先住民を征服ではなく、中で同化したらしい
何故なら、日本列島は独特の日本語文化のままで、連綿とそれが続いていることが証であるとか

そういう話の中で、シャガを考えると真に興味が尽きないところである
では、シャガは何に使われたのかということであるが、そこが今はよく分らなくなっているとか
そのヒントになっているのが彼岸花の存在である、彼岸花も史前植物で三倍体植物というもの
飢饉の際には食用にもされたが、その葉が持つ抗菌性で食物の防腐・保存用に使われていたという
つい最近(戦前)までは、彼岸花の葉をミカンの出荷箱に入れて出荷していたということだらしい

シャガに、「アンタは何者、何処から何をしに、誰に連れられてここに居るの」と聞いてみたい     
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