2014.07.10 蝉の声
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赤花夕化粧(あかはなゆうげしょう)アカバナ科、北米原産で明治時代に帰化
花言葉「臆病」、夕方から夜に咲く一センチ位の花で「夕化粧」の名がある
然し、この写真は朝六時半頃の散歩道でのもの、どうも朝も昼も咲いているようだ
「夕化粧」という名に別花があるので、ご注意ありたし

実は私、昨秋のこと、今年は秋の虫の音が良く聞こえると思っていたら、耳鳴り症状であった
耳鼻科二軒と内科二軒、それに友人の医師にも相談したが、現在の医学では処置出来ずとか
それで、漢方に詳しい知人の薬剤師に相談、漢方薬治療を頼んでみたが、やはり不調
この知人に薬剤師、結構に情緒的というか、人情の機微に通じた義理堅い御仁である
過去に「医者は患者の前では医者を演じる役者である」とその実態を喝破した上で
「本当の友人として、医者との付き合いを持つ人は恵まれている」という話をしてくれた

私が「蝉の音」に困っているが、医者に見放されたので何とかしてほしいと頼んだのである
すると、「耳鳴りは確かな治療方法はありませんが、知っている漢方治療をやってみましょう」
「それには、私は貴方に対し漢方薬剤師を演じなければならないので恐縮ですが、ご勘弁を」
その気の利いた台詞に納得して、二か月余り三種の漢方薬を試したのだが、蝉は鳴き止まない
どうも、加齢から来るもので、蝉と上手く付き合うしかないという話になった
その知人の薬剤師から来たメール、ナカナカの筆致というか、味わいのある文面であった
その御仁の許可を得て、掲載することにした

>年を重ねるということは、若かりし頃の肉体から様々なものが失われていくことなのでしょう。
失われた後の不完全さは苦痛を伴う場合もあるかと思いますが、欠けた茶碗のようにご自分のお体を愛でてあげてください。
うるさい蝉の声の中に寂静、閑寂を求めるのも、又茶の湯の道かもしれません。
頼りない薬剤師の言い訳とお聞き流しください。不尽 <

静けさや 岩に染み入る 蝉の声
と、いう話かと私は納得した
欠け茶碗で一服の茶も、また一局の碁であろう





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