2014.07.30 唐辛子
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近所の庭で鉢植えされていた「唐辛子」、写真の写りより実物はもっと赤い
この写真の唐辛子は「鷹の爪」であり、乾燥させて刻めば「一味唐辛子」である
生の実は辛くなく、辛いのは種の周りだけだが、乾燥させると全体が辛くなる

朝鮮料理と唐辛子、中でも朝鮮漬けと唐辛子は切り離せないと思われがちだ
然し、朝鮮漬けに唐辛子が使われるのは19世紀に入ってからのことだそうだ
唐辛子は朝鮮では「倭辛子」というように、加藤清正が日本から持ち込んだとする

秀吉の「朝鮮征伐」、朝鮮では「壬申倭乱」、ここでは「朝鮮の役」としよう
日本軍は朝鮮半島各地で明・朝鮮軍と戦い、蔚山では清正が数倍の敵を敗走させる
厳寒期の朝鮮では、南蛮渡りの唐辛子が大いに役立ち、凍傷を防いだという
足袋の中に入れると足が温もり、食すると頭のテッペンから汗が出るほど体が温もる
更には、敵兵への目つぶしとしても使ったらしく、清正軍を初め日本軍の奮戦に役立った

「朝鮮の役」の成果を端的云うと、朝鮮は唐辛子を得て日本は焼物を得たということ
萩焼、薩摩焼、唐津焼、伊万里焼、高取焼、有田焼等々は朝鮮人陶工が窯を開いた
それが茶人の目が入り、桃山期の茶の湯の焼物に和物が拡がっていくのである
こうして「朝鮮の役」は、日本では茶の湯文化に寄与、その発展に繋がることになるり
片や朝鮮では、朝鮮漬けを初めとする「朝鮮料理」、食文化の発展に繋がることになる

面白いと云えば面白い、皮肉と云えば皮肉、沢山の血と涙が流れたと云えば、その通り
まま、歴史とは血と涙で綴られながら動いて行くのであろう・・辛いが
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