2014.08.02 鼻緒修繕
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鼻緒を修繕した露地草履、本来竹皮であるが、ここはまま、豆手拭い

明日三日は朝茶事稽古、亭主役の塾生が今日の昼から準備に入る
表道具や水屋道具、それに茶事道具の確認から始まることになる
昨日、露地草履を確認すると経年の痛みが進み鼻緒が切れていた
以前から気になっていたので、履物屋や道具屋に修繕を頼みに行ったもの
履物屋も道具屋も、自分のとこでは鼻緒の修繕は出来ないと断られていた
それに、「修繕するのも新品を買うのも値段的にも変わりまへんで」と云う

何のことはない、仕入販売するだけの店ゆえに、修繕技術が無いだけのこと
「履物屋という職人稼業の店も、今では仕入販売のただの小売屋か」と私が云う
すると店の主人、「そんなこと云わはっても、今では問屋にも職人は居てまへん」
続けて曰く、「下駄・草履の修理が出来る専門の履物屋はもう奈良におまへんで」
つまり、草履なんぞ痛んだら修繕するより新品に替えるものだというニュアンスだ
今の家電量販店と同じ論法、「壊れたら修理するより新品を買う方がお得」と同様

私の臍が曲がり出した
昔の電気屋さん、時計屋さん、金物屋さんは皆修繕をしてくれたものだ
そして、「大事に使うたってや」と、修繕した物を愛しむ渡してくれた・・
「ほんならエエわ、鼻緒ぐらい自分で何とかするわ」と持ち帰っていたのだ
その鼻緒がとうとう切れたので、昨日は草履二足分の鼻緒を豆手拭いで修繕

久しぶりの鼻緒修理、高校時代の下駄以来やなと、何か嬉しくなった
ところで修理と修繕、何が違うのやろかと思いつつ・・・、横でメダカが跳ねた
よし、この豆手拭い鼻緒の二足、亭主と正客用としよう、それが侘び茶じゃ

考えてみると、足袋の新しきが良し云々という利休の教義、草履もそうと思う次第
然し、利休の頃に足袋は無かった、素足だったということだが・・
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