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ご存知、鳥取名産の「二十世紀梨」、卒塾予定者からの届け物である
彼の仕事関係が山陰にあり、その地から直送便で昨日届いた
箱を開けると大きめの二十世紀梨が十二個入っていたので、彼に電話を入れた

「十二個では、隣近所や娘夫婦のところに配るとそれで無くなってしまうやないか」
「卒塾者や塾生、それに私たち夫婦の分はどないしてくれる!」と文句を付ける
その彼は「次の稽古日に間に合わせるように、あと二箱の手配をします・・」と応える
梨箱を産地直送して、「数が足らん」と文句を付けられ、粛々と追加の手配をするとは
莞爾、見上げたもの、屋根屋のフンドシである、立派な茶人になってくれるであろう

さて鳥取、石破茂自民党元幹事長の地盤だが、女優・司葉子の方が有名で人気がある
司葉子、本名「正司葉子・結婚し相澤姓」、夫は元経済企画庁長官の相澤英之である
相澤の家は横浜の名家ながら、選挙は妻の地元から出馬するというほど司は人気女優
何せ、彼女は二十世紀梨の看板塔の役割を長年務めた、その実績は大したものと云える

さてさて鳥取女性、「男もすなる茶の湯といふものを、女もしてみむとてするなり」の本貫
元来、男のものであった茶の湯が江戸期の中葉から女子にも広がりだした
その功績者は「大口憔翁・おおぐちしょうおう」(1689-1764)という石州流の茶人であった
石州流を大西閑斎に学び,その娘婿となるが、のち破門され,大口流をひらいた
その破門理由とは、女性に向けた茶書「刀自之袂・とじのたもと」を著したためという
「刀自」とは古語で戸主、古代日本では戸主は女性であり、転じて主婦の意に使われた
まま、師匠の娘婿として後を継いだなら、女性大事というのも無理からぬと思うのだが・・

「刀自之袂」には、男性と同席する際の女性の心得なんかが書かれているらしい
大口憔翁の弟子に鳥取藩茶事師範が居て、鳥取藩の茶は大口流を受け継いできた
明治に入り、「鳥取技芸女学校、現・鳥取敬愛高校」が設立され、大口流の茶が教課となる
知人に大口流を踏襲する鳥取出身の女性茶人が居て、「刀自之袂」現代語版を送ってくれるとか
楽しみに待つところである、が、私は女性塾生のことは微塵も考えていないのだ

因みに、女房殿の母親の実家は鳥取であって、女房殿も子供の頃に鳥取に居たという
だからかどうか、女房殿はスイカと梨が大の好物である
夏は鳥取スイカ、秋は二十世紀梨と暮している、よって件の電話応答となった次第

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