2014.09.13 花所望
2014091314090000.jpg

今日は二時席入ということで、、いわゆる「飯後の茶事」である
前に、三条通りの蕎麦屋さん「かえる庵」での失態に対する「詫び」茶である

「かえる庵」での失態とは、庵主が一服点てる準備をしてくれた時のこと
薬師寺茶会で知己を得た御二方と塾生も集まり、庵主は炭を熾し釜を掛けていた
中に入った私は「おや、今日は茶の用意までされてエエ雰囲気ですな」と一言
すると庵主が手を差し出すので、私は「何に?握手?」と云うと、庵主が怪訝な顔
「貴方がお茶を持参してくれるハズだったでしょう」と庵主、私は泰然自若が茫然自失へ
私の完全なるボケ失念、その日は皆で日本酒とそば、奥方の肴を黙々と頂いた

そんなことで、薬師寺茶会の御二方への「詫び」茶事をしたと云う次第である
幸い、以前より機会があればと云うていた青年華道家も来てくれることになった
それでは「花所望」と云うと、その青年華道家は快く受諾してくれた
私も四.五種の花を用意していたが、その青年華道家も四.五種の花を持参
青年が花と花入、花台の前に出、花鋏み、剣山、水次、霧吹き、布巾を載せた盆横に坐す
さすがにと云うか、その所作・仕種、そして表情と姿勢に凛としたものが漂う

談笑していた皆の衆、何時しか押し黙り姿勢を正す、静謐な時が流れた
前日に東京で葬儀があった為、準備を手伝いに来てくれた半塾生も一緒した
青年華道家は、五つの花入に花を挿してくれたので、其々似合いの場に置く
それから露地待合いに出てもらい、銅鑼の音で茶囲い「朋庵」へ、茶席となる
折り敷盆に汁椀と柳箸、汁椀には白玉に金時豆の「黒糖琉球ぜんざい」仕立て
因みに、「善哉・ぜんざい」の名付け親は一休宗純和尚だとか
一畳半の小間に男四人、濃茶を練り、そのまま続いての薄茶、「直ぐ点て」とした

あれこれと会話が進み出し、茶事が初めてと云う男衆四人ながら、好い茶の湯となった
黒糖がぜんざいの元祖、茶は花入で華道は花器、暑さを和らげる「朋庵雨馳走」云々
広間の色紙の一文字「和」、やわらぎの茶の湯となったと、私は得意の勝手読み
皆の衆、其々に「茶の湯」の認識を新たにした様子であったと、これまた勝手読み
帰り際に青年華道家がボソリ一言、「これまでの茶会と違い、思いが変わりました」、
そして、「今度、彼女を連れて来ても良いですか?」と続ける・・隠れ茶房「朋庵」?

そんなこんなで、最後に土産の「どら焼き」を渡し忘れた、ボケの進化は止まらない

スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://houan7010.blog.fc2.com/tb.php/458-855458bc