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前日の写真と逆方向から見た夜景、こちらがペスト側で向うがオーブタ・ブタの王宮
手前に見えるのが、ドナウ川ナイトクルーズの観光船である


五月二一日(金)

七時三〇分に朝食をとる。昨夜は殆ど眠れていない。レストランの席に就くと、係員が来て、向こうの室にオリエンタル朝食を用意していると教えてくれる。行ってみると、団体ツアーが来ているのか、日本人ばかりであった。白飯と具のない味噌汁、キューチャン漬け、豆腐があった。他は、煎り玉子やハム・ソーセージ、サラダ、シリアル等の何処変わらぬ定番のバイキングであった。茶碗も汁碗もなく、深皿を代用にして食べる。

部屋に戻ると電話が入り、フロントにガイドが来たとのこと。ガリバー・トラベルのPeuさんの厚意であった。先に断りを入れていたが、折角だからと言って、手配してくれていた。チェックアウトに向かうと、日本語を話す大きなハンガリー人男性が待っていた。彼は運転手付きのベンツで来ていた。そのガイドは空港への道中で街の説明をしながら、日本語が出来るハンガリー人は一〇〇人程であること、蒙古斑のでるハンガリー人がいること、自分もそうであったこと等を話す。

 空港に着く。搭乗手続きを済まし荷物を預ける。荷物が関空までスルーかどうかを確認する。スルーだと言うので安心する。ガイドに一〇〇〇フォリントと運転手に五〇〇フォリントのチップを渡して別れた。ブタペスト発一〇時二五分LH三四八七便で立ち、フランクフルト発一三時二五分、関空着七時四〇分のルフトハンザ航空七四〇便に乗り換えることになる。

ブタペストの出国手続きは簡単であった。中に入って、ネッカチーフ等の土産を買う。みち子さんは刺繍に目をやり、昨日買ったものと価格を比べていた。店の人に残った五〇〇〇フォリントを出し、何か適当な物をと言うとリュック型のバッグを出してくれた。

三四八七便は機体の到着が遅れ、一時間程ブタペストの出発が延びた。お陰で、フランクフルトで慌ただしく乗り換える始末になった。七四〇便の席は五六番のEとFであった。つまり最後尾四人掛けの真中二つの席である。日本で仮予約を入れていたはずだがと、旅行社の担当者の顔が目に浮かんだ。来る時はビジネスクラスの窓側席で快適に過ごしたが、帰りはうまく話しが通らなかったようである。行きは好い好い、帰りは怖いということか。

そして、私達二人はハンガリー・ブタペスト空港を出立し、ドイツ・フランクフルトで日本行きのルフトハンザ機に乗り換え、ヨーロッパの地を離れた。五月二一日朝、無事関空に着く。娘の百合へ電話を入れ、空港バスの停車場へ向かう。



今回の旅に関係してもらった多くの人々に感謝をし
旅先の地で出合った人々との一期一会を懐かしみつつ
この旅日記を、我が妻・みち子さんに想い出の銀婚記念として贈る

平成十一年七月十一日脱稿

井谷直人
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