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宗全籠に芒(すすき)・綿の実・不如帰(ほととぎす)・嫁菜(よめな)・イヌタデの五種
季節としては少し早いが、卒塾者の方から色んな花を頂いたので、名残りの花とした
綿の実を使うのは初めてだが、中々に味わいがあると思った

昨日の稽古は中置、つまり風炉を点前畳の勝手側から中央へと位置をずらした
秋も半ばを過ぎ涼しくなった頃、火元を客側に少し近付ける十月だけの点前である
中置では、水指が客側から勝手側に移り、柄杓の扱いが正面真っ直ぐとなる
常と変るところは、この二つであるが、やはり常と景色が変ると感が狂うというもの
塾生は、あらぬ仕儀・仕草や発明に近い所作・点前をヤラカサレあそばす始末
私は「ウソやろう」と絶句、見ている皆も唖然、やってる本人は思考停止で硬直

さてさて、昨日の稽古では、もう一つの絶句・唖然の話があった
我が塾生の仕事上の知人に千家さんの茶を教える男性が居るとの話
その御仁から申し入れがあり、我が上田流の茶を見学したいということを聞いた
私は「何時でもどうぞ」と云っておいたので、御仁は流儀の御婦人二人を伴い昨日来駕
茶室に入りたいというご希望なので、茶庭の待合から小間の茶囲いに入ってもらった

私が小間の中で、上田流の茶室での所作や手水の使い方を説明しかけると、その御仁
「我々は、何処ても千家の流儀を通すことになっているので、上田流の話は無用に願いたい」
と、おぬかしアソバサレタ次第、私はアングリ、「この御仁、気は確かか」と御仁の顔を見る
私が、「貴方が上田流の茶を見学したいということなので、説明しているのですよ」と諭すと
大学茶道部出身というその御仁、私に向かって「まあ、お座り下さい、話し合いましょう」

稽古場に戻り、仲介人の塾生や皆の前で、私が御仁に「論議は不要、厭なら帰りなさい」
御仁、またも「お座り下さい、話し合いましょう」・・、私、「エエ加減にせんと、叩き出すで」
お連れの御婦人二人と仲介人の塾生が、申し訳なさそうに私を見ていた
私は御仁に「そこで自分の好きにしとき」と云って、御婦人二人に塾生の点前を説明する
御婦人二人は興味深げに話を聞き、素直に反応してくれるので、私の気分は好転した

彼女たちは帰り際に「今日はありがとうございました、勉強になって良かったです」と云う
彼女たちを駅まで送って戻って来た仲介人の塾生、私に頭を下げ「すみませんでした」
床の軸は「掬水月在手」、菓子は木曽路の「栗きんとん」、今夜の栗名月や如何
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