2014.10.19 野牡丹
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紫紺野牡丹(のぼたん)、我が家の垣根に咲いたもの、ブラジル原産
牡丹の仲間では無いが、そこはさて置き、「お萩」に対抗しての「牡丹餅」
茶花で牡丹と桜は「富貴」として使わないが、初釜に牡丹が使われるようだ

さて、奈良はこの秋一番の冷え込みとなった、セッシ七度である
この時季になると、私には思い浮かべる「三行句」がある

  カチリ 石英の音  秋

藤井壽雄という、旧制沼津中学三年生だった人の作である
修正のしようがないと思えるほどに、完成度が高い、

私の学生の頃に読んだ井上靖の作品「夏草冬濤」の中に出て来る
井上自身も、その藤井壽雄に詩というか文学の影響を受けたとある
曰く「香木は双葉より芳し」であろう、藤井は早世したしたようだ

井上の「北の海」から知ったことに「高専柔道」があった、今は「七帝大柔道」
彼は柔道部に所属し、柔術の流れを汲む高専柔道の練習に明け暮れた
オリンピックや講道館の柔道とは違い、高専柔道は寝技が主体で優勢勝ちが無い
寝技は立ち技と違い、偶々という「偶然の勝ち」が少ないと云われる

「稽古した分だけ確実に強くなる」と書かれていたことへ、感銘の記憶が残る
その母体となった「高等専門学校柔道大会」へ向けた稽古のことである
その出立時に金沢第四高等学校で歌われたのが、あの「南下軍の歌」
後の七帝大柔道(北海道、東北、東京、名古屋、京都、大阪、福岡)となる

この高専柔道の影響を受けてできたのが「ブラジリアン柔術」である
講道館柔道が日本の本流になり、幾人もの柔術家が世界に渡った
柔術家は、その地で「柔術」を教え伝えた、ブラジリアン柔術もその一つ
露西亜のサンボや世界各地の格闘術に影響を残している

今、「日本柔道」.が世界で苦戦している背景に柔術と柔道の確執がある
そのことは、武道家の中では語り継がれている話だ
分かり易く云うと、スポーツ競技と化した柔道と武術たらんとする柔術
この違いということであろう
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