2014.11.17 三つ羽
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三つ羽の羽箒、ややこしいが右側が双羽、中央が右羽、左側は「朱鷺・トキ」の箱書
この羽箒は私の叔父の嫁、義叔母の父君の作で、嫁ぐ義叔母に形見として持たせたもの
義叔母の父君は和弓作りの職人、矢羽を集めていた中にあった日本朱鷺の羽である
もう絶滅した日本朱鷺だが、当時は佐渡に特別天然記念物として四〇羽ほど生息していた
十年ほど前に、私はお茶をしないからと云って、義叔母が私に呉れたので大切にしている
恐らく、これからは出ないと思われる三つ羽、三つ羽の薀蓄は以下

>三羽(みつばね)は、亭主が客の前で炉や風炉に炭を組み入れる炭点前(すみでまえ)で用いる、炉縁の周囲、炉壇の上、五徳の爪や風炉などを掃くための羽箒(はぼうき)です。
単に羽箒といえば「三つ羽」のことを指します。
三羽は、鳥の羽を三枚合わせて手元を竹の皮などで包み、元結紐や竹皮で結んであるので「三つ羽」といいます。千家流は元結紐で結びますが、武家流は竹皮を撚った竹皮紐で結びます。
羽箒は、古くは一枚の羽を木や竹の軸に挿したものでしたが、利休が三枚重ねにしたとされ、以降三枚羽の「三ツ羽」が一般的になり、単に羽箒といえば「三羽」のことを指します。
千利休の「三ツ羽」は、二枚横に並べた上に一枚を乗せる形でしたが、古田織部が三本をまっすぐ縦に重ねる、現在の形にしたといいます。
羽箒は、羽の向きによって、「右羽」「左羽」「双羽」の区別があります。
羽の骨を中心にして、骨より右が広いものを「右羽」(みぎばね)といい、左が広いものを「左羽」(ひだりばね)といいます。
羽箒は、風炉用は「右羽」(向って右が広い)、炉用は「左羽」(向って左が広い)を使います。
「双羽」(もろは)は、左右の羽根が同じ幅の羽箒で、炉・風炉ともに使えます。真の炭手前に使うこともあります。
羽箒の仕立や、扱いは流儀によって異なります。<

実は、昨日は炉開きというか、炉の稽古始であった
いい機会なので、風炉と炉で形体の違う道具を比べて説明をした
羽箒・・風炉は右羽、炉は左羽
火箸・・風炉は柄が金属のまま、炉は木製(桑が多い)
炭斗・・風炉は背が高く、炉は背が低い、その方が炭を活け易いため
竹蓋置・・風炉は節止め(竹の節を上部に切る)、炉は中節
灰器・・風炉は陶器の皿型、炉は深い鉢型
香・・風炉は白檀・沈香等の香木、炉は練り香
香合・・風炉は木地または漆り物、炉は陶器
釜・・風炉は小ぶり、炉は大ぶり
・・云々であった
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