2014.11.22 ふくべ酒器
2014112206080000.jpg
「ふくべ」の酒器、赤膚焼の陶工である塾生が持って来てくれたもの
花入に使ってみた、時季は早いが「日本水仙」を入れた

柚子が色付く十一月中旬から十二月初めは開炉、炉開きが行われる時季
「茶人の正月」とか云われて、何くれと約束事や決まり事があるようでアル
中でも「三部」というシキタリがあり、「織部・伊部・福部」の三部が使われる
織部とは古田織部好みの織部焼、伊部とは備前焼で、福部とは瓢箪のことだ
織部云々というからには、利休や織部・宗箇の時代のシキタリではなかろう
後世,、どこかの流儀が「べきだ・ねばならない」的に、取っ手付けた話だろう

「三部」、どうも仏教世界の仏部・蓮華部・金剛部の三部からコジツケタようだ
その三部にあやかって、三つの部が揃うと目出度いとか何とかである
まま、私も開炉の初稽古で織部の香合・伊部の灰器・福部の茶器を使おう思った
ところが稽古日、女房殿が気を利かし茶濾しをして、別の茶器で準備をしてくれた
稽古途中で気付いた私は、「三部」の話はせずに炉と風炉の違いの話に終始した

稽古後に陶工の塾生が、「こんなのを焼きました」と呉れたのが写真の「ふくべ酒器」
知ってか知らずか、さすが茶陶、心憎いと思ったが、彼は「三部」は知らなかった
然し、その塾生、窯で出たクヌギの生灰を灰汁抜きをして一緒に持って来てくれた
私は破顔一笑、「三部」の話なんかどっちゃでもエエ話となった

「ふくべ」は瓢箪、ウリ科夕顔の仲間で干瓢の素材である、そして最古の栽培植物でもある
瓢箪は人類の進化と歴史に大きな影響を与えた植物なのだ
その話は次に・・

スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://houan7010.blog.fc2.com/tb.php/535-211098c2