2014.12.17 箸墓
無題
箸墓(はしはか)古墳、奈良県桜井市の纏向遺跡にある前方後円墳。
宮内庁により第七代孝霊天皇皇女の倭迹迹日百襲姫命の墓に治定
三世紀中頃の築造とされ、邪馬台国女王・卑弥呼の墓と目されている
その名の由来は日本書紀・崇神天皇の条に、次の様に記されている
「則ち箸に陰(ほと)を憧(つ)きて薨(かむさ)りましぬ。乃ち大市に葬りまつる。故、時人、其の墓を号けて、箸墓と謂ふ。」

忘年会の時期となって来た
最近は「宴会」型の席は流行らないようだが、私の脳裏には懐かしい宴会が残る
昭和三十年頃の話である、父親の職場で宴会があった夜は父親の帰りを待った
酒に酔って上機嫌で帰って来た父親は、家族に折詰めを渡してくれた
折には、家では口に出来ない「上等のおかず」が詰められていて嬉しかった

当時の宴会では持ち帰り用の折り箱を出すのが常であったようだ
参加者は自分の残したものを折りに詰めるのだが、ほとんどを持ち帰る人が多かった
漬物や汁だけで酒を飲んだようで、店も心得ていて、味噌や塩こぶを出していた
宴会では、皆は楽しそうに箸で小皿叩いて「チャンチキおけさ」や「お富さん」を歌った

そこでである、もうこの世から失せつつあるとは云え宴会の薀蓄、「箸」のこと
普通では、箸で皿を叩くと云うのは無作法千万、いわゆる「嫌い箸・忌み箸」とされる
その一覧を記載するので、今更ながら参考あれかし

(お箸の禁)

● まよい箸
どの料理から手をつけようかと迷い、料理の上であちこち動かすこと

● うつり箸
料理をいったん取りかけて、ほかのものに替えること

● ちぐり箸
汁物などのとき、椀の中をかきまぜて中身を探ること

● かき箸
茶碗や器のふちを直接口にあて、箸でかきこむこと

● よせ箸
箸で器を引き寄せること

● さし箸
箸で料理をつき刺して食べること

● よこ箸
2本の箸をそろえて、スプーンのようにすくいあげて料理をのせること

● なみだ箸
箸先から汁をたらすこと

● こみ箸
料理を箸で口に押し込むこと

● ねぶり箸
箸をなめること。あるいは、ロ中深く入れること

● たたき箸
箸で器をたたくこと、・・これがチャンチキおけさ

● にぎり箸
二本の箸をそろえて掌で握りしめること。器を取るときなどにしがち
箸の頭を親指で押さえると攻撃の意味になる

● ほじり箸
盛りつけを無視して、底のほうにある料理をほじくり出すこと

● すかし箸
骨つきの魚を食べるとき、中骨を通して下の身をつつくこと

● わたし箸
食事の途中で食器の上に箸(はし)を渡して置くこと
これをするともうご飯はいりませんという意味になる

おまけとして、合わせ箸がある
箸と箸が触れ合うことで、遺骨を拾う時の箸使いである

もう一つおまけとして、魚を食べる作法、魚は裏返してはいけない
片身半分を食べたら、箸で中骨を取って残りの片身を食べるのが作法
中骨を取る時は、指を魚に当てても良いとされているとか云々である

世界の食文化はイスラム・ヒンズー教圏等の手食四割、キリスト教圏等のナイフ食三割
そして東アジアの箸食三割の分かれるが、日本以外は箸と匙の併用である
つまり、箸だけの食文化は日本だけとされる
その箸文化の日本食は、世界文化遺産に指定されたとか巷の話がある
欧米人が判定する「世界文化遺産」がナンボのものかはよう知らんが・・

まま、茶事会席のこともあり、「箸」の扱いを取り上げた
卑弥呼の箸墓との繋がりや、如何
箸にも棒にも掛からん無駄口であったようだ

スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://houan7010.blog.fc2.com/tb.php/564-82538c5a