2015.03.03 雛飾り
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昨日は娘宅で孫娘の雛祭り、旦那の御両親も前日から来られていた
娘が生まれた時に私の母親が呉れた雛人形、雪洞(ぼんぼり)が失せた
孫娘が触っているのは御所車の牛だが、その上にあるのは茶の台子飾り

雛人形の飾り付けを見ると、関東雛の飾り方で京雛のそれではなかった
つまり、内裏の男雛と女雛の坐り位置が左右逆ということ
左大臣が右大臣より上位にある通り、古来より日本では左が上位席とされる
よって、雛人形の内裏様の飾り方は男雛が左側坐り、向かって右坐りが正式
それが東京で左右逆になったのは、大正天皇の御代のこと
洋装礼服を召された際、西洋風習を真似られ、というか真似させられた

西洋では男が右側、つまり向かって左側に立つ風習となっているのだ
大正と云えば、宮内庁の職員も東京や地方育ちが多くなっている
京・大和の風習や伝統の重みが体感できない人間が分った風に判断したのか
それとも、大正天皇が外装には洋風の仕来りで臨まれたのか、どちらか知らない
それがどうした訳か、東京で雛人形の飾り付けまで洋風にしてしまったのである

東京一元化が進む中、本や写真で「東京飾り」が紹介され洋風飾りが一般化する
それを「江戸風雛飾り」とかの尾ヒレまでつくと、人はそうかなと思ってしまう
「関東雛」と「京雛」とは、人形の顔付きが武家顔と公家顔という違いの話
江戸時代どころか明治時代まで雛飾りは、曰く「京飾り」であった

今朝、「マッサン」までのNHKニュースを見て驚いた
地域話題として奈良・高取町の「大雛飾り」が紹介されたのだが、「東京飾り」
大和朝廷の故地・明日香の近隣でさえもと、何かしら物悲しくなった
何でも洋風にしてしまう東京人の尻軽さと、それに追随する世の風潮
やりきれない思いである

坐り方の次は立ち方、エスカレーターの話である
東京風の左立ちが主流になりつつあるが、奈良だけでも右立ちは守りたい
京都は既に左立ち、京都人の尻軽志向は常である

因みに、世界の主要都市ではエスカレーターの右立ちが主流である
左立ちは「田舎者」とされている


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