2015.03.18 香を聞く
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隣家の塀に枝を広げる沈丁花、辺りに香りが漂う

沈丁花の香りで思い出した「マッサン」の続き話、「香を聞く」
NHKは「マッサン」のすぐ後に、「朝いち」という番組を放映している
有働という女子アナが司会役で出演者とのアレコレ話をする番組である
「マッサン」放映のすぐ後ということで、その日の「マッサン」のアレコレから始まる

今日はマッサンがウヰスキーの香りを聞く姿、つまり顔を傾ける姿が皆の話題となった
その仕草がカッコ良い云々となったが、何で顔を傾けるのだろうで出演者の話は終わった
その疑問に答えを出すこともなく、そのまま、次の話に移ってしまったのである
視聴率二十数%という番組なので、同じ思いを持たれた方も多くおられるであろう
そこで、知った気に薀蓄を一席

茶の湯には「香を聞く」という作法もあるので記すと
専用の聞香炉の灰に火を付けた小さな香炭団(こうたどん)を入れ周りを灰で被せる
次に灰の上から炭団に当たるとこまで火箸を差し入れ小穴を空ける
その小穴の上に銀養(ぎんよう)という雲母(うんも)の薄片を敷く
その銀葉の上に香木を載せ、聞香炉を左手に持ち、香炉の上から右手を被せる

そして、親指と人差し指の間を開き、鼻孔を近付けて香を聞く(嗅ぐ)のである
その時、指の透き間に鼻頭を突っ込んでは鼻孔は塞がることになる
従って、左右どちらかの鼻孔で香を聞くことになるが、両孔では微妙な香りは聞けない
我が流儀では男は左から、女は右から聞くとされている、雛人形の内裏飾りと同様だ
つまり、左が右より上位という男尊女卑のシキタリである

日本酒やワインの聞き分けでも、鼻の両孔を近付けている聞き(唎き)酒師は少ない
「朝いち」のスタジオに電話を入れようかと思ったが、腰が痛くて止めた(^^)
仕方なく、寝転がってパソコンを開いた次第・・
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