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一初(いちはつ)の蕾、アヤメ科、囲碁教室の棚に置かれていた
アヤメ科の中で一番初めに花を付けるので、「一初」と名付けられたと云う
国語の先生だったという御仁が、「いちはつの、花さきいでて」と口ずさむ

いちはつの 花咲きいでて 我目には 今年ばかりの 春行かんとす
(正岡子規)

子規は明治三十五年九月死去、享年三十六歳、この歌はその前年のもの
子規は「我目(わがめ)には」の言葉の中に、自分の目で確かめた春の終わりの意を示し、
また自ら春が行ってしまうことをつくづくと見て体感している、と云う評も

春の選抜野球、二十一世紀枠とは云え八十二年ぶり出場となった「愛媛県立松山東高校」
元藩校で子規の母校であり、また夏目漱石の小説「坊ちゃん」の舞台となった学校である
司馬遼太郎の「坂の上の雲」に登場する秋山好古陸軍大将、真之海軍中将兄弟も出身者
日本海海戦でバルチック艦隊を破った「T字戦法」の考案者だった真之は、子規の親友

同校野球部は子規が明治二十二年に野球を伝え、設立された「球技同好会」が起源
昭和二十五年に、夏の甲子園で優勝、但し商業科を併設した統合時代のものであるため、
出場回数と優勝回数の記録は同校と今の松山商業とで共有するが、校旗入場は今もある
同校の今回の甲子園での応援ぶりと、一回戦勝利に喜ぶ姿に、私も見ていて嬉しくなった

俳人・高浜虚子も同校出身者だそうだが、あの大江健三郎も同校の出身者であるとか
大江はノーベル賞の受賞には喜々として燕尾服で出席ながら、日本の文化勲章は拒否
ノーベル賞がナンボのものか知らんが、同じ文学賞受賞者の川端康成は紋付き袴で出席
IPS細胞の山中伸弥教授は、胸に日本の文化勲章を下げてノーベル賞受賞式に出席した
(中山教授は小学校から大学一回生まで奈良・学園前に居住していた、念の為)
私には、大江の作品は三頁と読み進むことが出来ない、読解能わずである
子規、漱石、康成は素直に読める

実は私に「隠し歌」があり、気の置けない仲間と飲むと、偶に口ずさむ
松山出身の旧友から半世紀前に聞いた歌である、ここに披露する


せんせ~い 世の中は~は どう~なっているんぞ な~もし
せんせ~い もっと仲良く~う してくれんか な~もし
しけん~の点や~なんかで 俺た~ちのこと
決めて~もら~ちゃ 困る~ぞ な~もし


この地場歌を教えてくれた彼とは、その後音信不通である
どう~しているの~か な~もし
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