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桃色の「都忘れ」、野春菊や東菊とも呼ばれる、ミヤマヨメナの園芸種、日本原産
佐渡に流された順徳天皇が、この花を見ると都への思いを忘れられると云われたとか
この由来によって花言葉は「別れ」や「しばしの憩い」などとされる

私の茶会忘れの前に、ふとした出来事があったので書き残す
一般にいう茶会とは「大寄せ茶会」というもので、二・三十人の客を迎えて行われる茶会
先の大徳寺法要茶会は五席皆五十人を越え、最大六十人になった正に「大寄せ茶会」

大寄せ茶会の始まりは、明治の数寄者(茶人)が道具見せに行った茶会であった
自分が入手した茶碗や茶入等の焼物、書画、工芸品を人に鑑賞してもらう趣旨である
美術館が無い時代に在っては、美術芸術品の一般展覧会という意味合いを持ったもの
故に、あの鼻に付く道具観賞作法と会話が、「茶会の作法」として成立してしまった

先の法要茶会では、多人数故に席の中央ど真ん中を点前座、その前後左右を客席とした
四方八方から点前が見える、逆に云えば、四方八方から点前を見られる形にした
点前役と亭主(席主)役、半東(亭主補佐)役の三方を一組とし、二組の役回りをつくった
一組の稽古不足というか、三方の連携稽古が出来ていないことを、前日に知らされた
別々の稽古場からの集まりではよくあることなので、例年は拙宅で連合稽古をしていた

今年は連合稽古は無しでも良いということであったので、それは何よりと安心していた
本番前日の道具運びを終え、本チャン稽古、つまり本番道具を使った空稽古をしてみた
私には仕上りチャックのつもりでいたが、そこで三方の連携稽古が出来てないことが判明
それから正に泥縄特訓を始めた、少々血圧が上がった私は自身の手落ちを痛感した

本番の朝、宗家の師範代と点前役が部屋の奥で正座で向かい合い話をしていた
点前役の目が沈んでいる、何があったのかと問うと、ぎっくり腰で点前が出来ない云々
私は切れた、「高熱で倒れても、血へどを吐いて倒れても席に出ろ、その時は対処する」
うっ血した顔で目を潤ませながらもその点前役は、意を決して本番の席に出て行った

案ずるより易し、何とか無事に終え、戻って来た時の表情は明るかった
ふと思ったのが、云い訳口上のこと、遅刻した時や欠席の云い訳とは
「車が込んで」、「来客があって」「急に何とかが」挙句に親危篤になることも多いようだ
私は何はどうあれ、云い訳は無用と思っている、携帯電話の普及は云い訳を増長させる
云い訳をしないがために被る諸事は、そのまま受ければ良いことであろう

古田織部四百年忌、織部は内通疑惑での切腹沙汰に、一切の弁明・云い訳をせず、自刃
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