2015.09.07 うぢ山
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昨日の稽古では、当流独特の薄茶器「宇治山」を使用した
流祖・上田宗箇の伏見屋敷が宇治山を見渡せる場所にあり、宗箇の意匠で作られたものとか
こんもりとした宇治山を象ってとされるが、このままの山形では茶杓を置くことができない
そこで、茶器を帛紗で拭いた後に蓋を逆さまにして置き、その上に茶杓を乗せる点前になる
この茶器を他流派で見ることがないので、やはり当流だけのものであろう

「宇治山」を使うということで卒塾者の方が色紙を持ってこられた、喜撰法師である
わが庵(いほ)は 都のたつみ しか(鹿)ぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり

私が住む庵は、都の東南へはるか離れた鹿の棲む山奥にあり、
心静かに住んでいるのだが、私が人々とのお付き合いがわずらわしいと思って、
そんなところに住んでいるとか、人は言っているようですね・・、と解説されている
喜撰法師という御仁、この歌ともう一首が残されているだけで、どんな人かは不明
今では「喜撰」という名が「宇治」を意味し、「茶」の隠語のようになっている

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我が庵に棲む男振りの良い鹿、私の本貫である奈良の東山中に居たもの
奈良の東山中とは三笠山(若草山)の後、春日奥山の裏側である
奈良公園の鹿は元々春日奥山の野生鹿、出口を一歩間違うと悲しい運命が待つ
この鹿が我が庵に来た当初、愛犬「ハナ」は低く唸り声をたて警戒していた
もう動かないと分ると落ち着き、今では知らん顔で鹿の下で昼寝をしている

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白花桜蓼(しろばなさくらたで)、一輪咲いた先日に写真掲載、雨で一気に増えた
花名を失念していたが卒塾者から教えらえた、三年連続で聞いているのだが・・
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