2015.11.19 木守り
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この季節、柿や柚子の木には、一つ二つの実が木の枝に残されている
来年も実が成りますようにと、そして鳥たちへ最後の実を残すというもの
日本人の心を表す話であると私は思う

この「木守り」、実は楽長次郎の七種茶碗の赤楽茶碗の銘として知られる
長次郎の七種茶碗とは
黒楽、大黒(おおぐろ)東陽坊(とうようぼう)鉢開(はちびらき)
赤楽、木守(きまもり) 早舟(はやぶね) 臨済(りんざい) 検校(けんぎょう)

利休が焼かせた長次郎の七つの茶碗を、弟子に好きなものを取らせたところ、
赤の茶碗だけが残り、 利休はひとつ残ったその茶碗に「木守」と名づけたという
後この木守茶碗は官休庵に伝来し、高松の松平候にその茶碗を献上した
代々の家元襲名茶事の際、松平候から拝借し茶事が終了すれば返すのが習わし
ところが大正十二年の東京関東大震災で犠牲になり、焼け跡から一片を見出した
その茶碗の一片を埋め込んで楽家で‘木守’を再生したというのが今の茶碗とか

私には、そんな茶碗の話なんぞは臭くて興味は無いが、一応の紹介まで
茶碗より、この木守り柿の空に映る姿、私には好きな晩秋の景色である
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