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近所の畑に咲く小菊、この時期は小菊がそこかしこで花を開いている
菊花は長持ちするので、茶花に向かないと云われるが、昔の茶会記にはよく出ている
欧州の葬儀では白い大菊を飾る風習があるが、日本産の白菊がその元になったとか
今の日本で葬儀に白菊を使うことが多くなったのは、風習の逆輸入と云えるもの

昨日は知人の奥方の葬儀があった
私は葬儀を失礼して、前日十九時の通夜に参列した
考えてみれは、「通夜に参列」というのも変な云い方で、時間指定も妙なものである
もうお通夜は「通夜」でなく、葬儀の二部制を構成するものとなっているようだ
「参列者」も略全員が洋装の喪服であり、並んで焼香し、読経がある
まま、日中の葬儀には参列できない方々向けの夜間部葬儀と化したのだろう
線香の寝ず番や、普段着で駆け付ける深夜の訪問客の姿も今は見られない

風習や行事というものにも、時代のニーズや流行が反映するのであろう
そう云えば、香典辞退も大方の風潮となったようで、政治家には嬉しいこと
だが、時代がどう変わろうと人の礼や節目の態度というものは変わらないものである
それは、焼香は何度とか、礼は何方に向けるとかいう冠婚葬祭の本の話ではない
お辞儀をしても、足が開いていたり、歩きながらのままであったり、手が動いていたり
首だけを下げたり、視線が定まらない御仁や話ながらの御仁、色々見受けられた
行儀作法の話ではなく、節目の時の態度や姿勢にはその人の品格が出るということ
これは、私自身への自戒を含めて、葬儀の都度に感じさせられるところである

奥方のご冥福を祈る
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