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紅のアメリカ芙蓉、花言葉「包容力」、愛犬の名は「ハナ」メス9歳
日本の芙蓉は木だが、アメリカ芙蓉は草、オクラの花が原種だという
それにつけても、向こう産はでかくて派手だ

 先日行われた囲碁アジア選手権で日本の井山裕太が優勝した
日本の優勝は八年ぶりとあるが、この二・三十年間の日本の囲碁レベルの衰退は著しいとのこと
というより、中国・韓国の囲碁が強くなったということのようだ
以前は、日本の囲碁は断トツの世界一であり、中国・台湾・韓国から日本に学びに来ていた
囲碁の指導や普及活動のために、日本の棋士が中・韓を始め世界中に出向いていたのである
つまり、囲碁は日本のものというのが世界の認識であった

 囲碁の原型は、三千年ぐらい前にシナ大陸で出来たものだそうだ
日本には例によって遣唐使(吉備真備?)が持ち帰ったと云われている
室町時代には「碁打ち」と称せられる人たちの間で囲碁が盛んになり、一般にも広まった
江戸時代には将軍家から扶持が与えられる家元制度が出来て、多くの碁打ちが腕を競った
日本の囲碁は芸術文化の一つとして発展を遂げ、碁打ちも剣客ならぬ碁客や棋士と呼ばれた
明治に入り、世襲制の家元制度は無くなったが、本因坊戦や名人戦といった賞金付きの大会や日本棋院という囲碁組織が出来たりして、囲碁人口も増え、掛け碁で生活をする「碁打ち」「碁客」もいた
こうして世界に冠たる日本囲碁が完成されてきた

 その日本の囲碁が、今や中・韓に大きく水を開けられているのは何故か
柔術と柔道というより、オリンピック柔道と日本柔道の流れと同じと云う方が分かり易い
勝ち負けそのものに拘るオリンピック柔道は、判定やポイントそして時間制といったルールが細やかに制定され、勝負を優先するスポーツ競技となっている
日本の柔道とは、礼儀や態度、勝ちも一本勝ちに拘る心情を持ち続けてきた
その結果は、先のオリンピックで男子金メダルがゼロ箇という結果に終わった
因みに、今の世界柔道をリードする国々は、講道館柔道と分かれた柔術家が広めたということだ

 囲碁の世界も同様で、スポーツ競技の一環とする中・韓と「道」の感覚を持つ日本との違いだ
石の形や美しさを重要視する日本の棋士に対し、中・韓の棋士は勝つために手段を択ばない
その、いい例が時間切れ勝負に持ち込むやり方である
日本棋士の持ち時間が少ないと見るや、勝負が決しているにも拘わらず、引き伸ばしをやる
中押し勝ち、相手投了となっているところを時間を使わされるだけの形にされ、時間切れの負け
柔道なら、ポイントを先にとってから腰を引いて逃げ回り判定勝ちに持ち込むというものだ
さすがに柔道では、こういう姑息な勝負には批判が出て、「指導・警告」というルールが出来た
残念ながら、囲碁にはそういう批判は日本以外に出ないようである

 ところが、嬉しいことに井山や山下・結城という若手中堅の日本の棋士の間で力が生まれ出した
つまり、日本囲碁の形を残しながらも、勝負に徹する中・韓の棋士に負けない強かさを持ち出した
井山と山下が戦った囲碁には、高名なベテラン棋士たちが理解不能との解説をしたぐらいである
その井山が日・中・韓の選手権を制したことは真に喜ばしい限りである
勝手ながら思うに、井山には剣客の雰囲気が漂う「碁客」の姿がある
過去に千五百万を数えた日本の囲碁人口は今や三・四百万とか、復活を期したい
同様に茶道人口も衰退している、いわんや「男の茶の湯」人口にオイテオヤ

 知人の医者から、中・韓の碁を教えた御仁で初代実力名人となった藤沢秀行の本を貰った
題名は「野垂れ死に」であった・・
胸にグサリとしたものを覚えたが、内容は中々に面白く味があった

その知人、私が足首骨折で入院している病院に来てくれ、「これがよう効く」と云うて、生駒石切神社のお守り札をくれた医者である
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