2015.12.17 夫婦の姓
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日本狸の夫婦、十年前位には裏の神社の森に狸の子連れ夫婦が居て、我が家に来ていた
ここ数年の間に外来種のアライグマが現われ、狸一家は行方不明になった
一夫一妻制で一生添い遂げる動物は全体の3%とか、狸は身近な一夫一妻制の動物

今日の新聞の一面に、「夫婦同姓・合憲」と出ていた
最高裁の裁判官十五名の中、賛成が十名で反対は五名、女性裁判官三名は皆反対とか
世論調査では「夫婦別性の賛成51・4%、反対42・3%」、夫婦別性を希望するか否かでは
「希望しない81・6%、希望する13・9%」と出たそうで、何とも面白い結果である
どうも、日本の夫婦はずっと「夫婦別性」の慣習であったことが忘れ去られているようだ
そして実際に、明治九年の太政官指令でも妻は生家の姓を用いること、とされたのである
それが百年前の明治三十一年に明治民法が制定され、初めて夫婦同姓になったということ

つい、姓名のことを調べてみた
日本では飛鳥から平安時代まで「氏・うぢ)」「氏名・うじな」「姓・かばね)」があった
「藤原」が氏であり「朝臣」が姓、女子には生家の氏を称した「刀自売・とじめ」があった
中世には、いつしか「姓・セイ」と呼ばれ、荘園の名田の名が「名字・みょうじ」となった
「源」は氏であり「足利」が名字である、その名字が「苗字」とも書かれたとある

江戸時代には、士分以外の者は一部を除き氏・苗字を公式に使用することが認められなかった
但し、あくまで「名乗る」ことが禁止されていたのであり、氏・苗字を持つ庶民も多くいた
苗字は必ずしも生涯不変ではなく(本姓を除く)、何度も変えたり、屋号を称する者もいたとか
女子の氏も苗字も、実家の父方のものを名乗るのが一般的であったようだ
また、妻の死後実家の墓地に「帰葬」する習慣が北陸から東北にかけて広く分布する

まま、色々あったということだが、夫婦同姓とはキリスト教思想の夫婦一体の観点から生まれた
プロテスタント色の強いドイツでは夫婦同氏が強制されて、それが西欧で一般化したとかいう
儒教色の強い支那・朝鮮では夫婦別姓で、女性は血族の一員として認めないという考え方
さてさて、頭で理解をしても感情が付いて来ないと云っても、ここ百年の夫婦同姓の慣習である
最高裁の女性裁判官三人全員が夫婦同姓を憲法違反と断じたとか、ヤレヤレの思いである
女性裁判官の頭には「男女同権、個人主義」という戦後民主主義の悪しき残滓があるのだろう
メンドリが啼くと家は滅ぶとか、これも歴史が教えるところ
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