2016.01.02 猿沢池
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奈良・猿沢池の七不思議を記した図
私は、この文句を今年の年賀状に盗用させてもらった

猿沢池は、興福寺が行う「放生会」の放生池として、天平二十一年(749年)に造られた人工池
放生会とは、万物の生命をいつくしみ、捕らえられた生き物を野に放つ宗教儀式であるそうな

周囲360メートル程の人工池で、外との水の出入りはない
然しながら、水は略一定量に保たれているという不思議
下から湧水が出ているなら、水は澄んで来るが澄まない
ただの溜まり水であるなら、水は汚れて濁るが濁らない

一昨年二月、亀の冬眠中に水抜きをして外来種亀を捕獲した映像がある
その映像で、私は初めて空の猿沢池を見たが深さはない、精々4・5メートル
こんな小さな池に沢山の亀や鯉が生息し続けていることも摩訶不思議
と云うか、猿沢池の命を受け入れ慈しむ包容力には感服させられる
確かに、猿沢池の畔に柳があるが蛙の姿は見かけない、仏心も依怙ひいき
花札・小野道風の図柄では池の畔に柳と蛙が付き物になっているのだが・・
藻が生えないのは、亀や鯉に植物性の餌として食されている、と私は踏んでいる

自堕落な人生を送って来たと、つくづく思う私ではあるが、猿沢池
澄ます濁らず、出ず入らず、蛙も藻も少しぐらいは、わいて生えて
粗飯と安酒が食えて飲める残り人生なら、まま、好し善しである
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