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結び柳を垂らし青竹の径元、根締めに二月堂の椿「のりこぼし」を挿した

根締めには縁起の良いとされる椿・千両・万両・松・南天・水仙等を活ける
当流では紅白の椿を併せて挿すが、無いので紅白の紐を括って場をしのいだ
そうすると昨日、卒塾者の方が庭の椿「のりこぼし」を持参された
私はそれを見てホクソエム、「これで紅白の椿が一枝になった」と挿した

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赤膚焼の「猿香合」、今年の干支香合である

干支香合は、初釜と納め釜には使うのが習わし
この猿香合は赤膚焼窯元の塾生が焼き、一刀彫の職人が絵付けしたもの
赤膚焼は、春日大社の土器を焼くのがその起こりとされ奈良の伝統工芸
一刀彫も、鎌倉時代に春日若宮祭で木偶を飾ったのが始まりとされる
当流の宗家へ猿香合一合送ったとの由、宗家の奥方は奈良春日大社の出
まま縁ある話である

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志野棚で大福茶を点てる塾生、地袋の蓋を閉め忘れている

志野棚とは、元は香道具を飾るために桑で作った香棚であった
それを利休が桐木地で好んだということで、千流では「利休袋棚」という
大福茶とは、「王服茶」あるいは「皇服茶」とも云われている正月の茶である
薄茶に山椒をまぶした黒豆と小梅を入れて喫し、その年の福を願うもの

平安時代に、京の都に悪疫が流行した時の話である
空也上人が、自ら刻んだ十一面観音像に青竹を八葉の蓮片に割ってお茶を立てた
中に梅干と結昆布を入れて仏前に献じ、人々にそのお茶を飲ませて病魔を払ったとか
時の村上天皇も、このお茶で病気を快癒したと伝えられ、王服茶とも呼ばれています
天皇が服した茶、即ち王(皇)、服、茶、京都の下手な駄洒落とも云える茶である
当流では昆布の替りに山椒付黒豆を入れる、理由は忘れた
明日は広島の宗家の初釜に出掛けるので、黒豆のことをコッソリ聞き直そう

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